眉って本当に大切なパーツですよね。顔の印象――特に洗練度を左右する存在で、ボサボサだと垢抜けないし、整えすぎると冷たい印象になってしまう。人と会う機会が増える年末年始、洗練された印象を手に入れたいなら、12月1日にブランドリニューアルしたばかりの眉専門サロン「アナスタシア ミアレ」に足を運んでみては？

2004年に日本1号店をオープン以来、延べ250万人以上の眉を整えてきたという、眉トリートメントの先駆者アナスタシア。今回のブランドリニューアルでは「その人ならではの眉を緻密に表現すること」を追求し、施術も使用アイテムも刷新したそうです。

正直に告白しますと、実は私、眉が美しく描けないんです。小さい頃からゲジ眉が悩みで、手入れをサボるとすぐもっさりするし、抜いたら抜いたで、左右対称にならないし。これまで何度も「眉特集」の取材をしてきたのに、なんで上達しないのか（涙）。

「なんとかしたい」という思いで表参道店にお邪魔し、まずはカウンセリングで現在の眉状態をチェックしてもらいました。普段描いている眉の形に加え、眉周りの骨格に触れカーブの状態や眉の毛質、左右差などを細かく検証。近寄ったり、離れたり、いろいろな角度からじっと眉を観察されて、ちょっと恥ずかしいですね。

「お客さまの場合、右側の前頭筋（額から目に向けて縦に走っている筋肉）が発達していますね。普段の表情グセもあると思いますが、右のほうが『つり眉』になりやすいのでは？」

えっ、そうなんだ。自分では意識したことなかったです。

「現在の眉もキレイに描けていますが、やや『眉尻が長い』印象でしょうか。眉尻はその人の適性な位置より長めに描いてしまうと、そのぶん、顔の横幅が大きく見えてしまうんです」

そ、そうなんですね！　メイクであえて顔を大きく見せていたなんて……！

このように、アナスタシア ミアレでは「骨格」「筋肉」「フェイスバランス」の観点から、その人にベストなバランスの眉を検証します。骨格や筋肉の状態、表情のクセによって、誰の眉にでも「左右差」は存在するそう。

自分の眉の状態を客観的に把握するのは、かなり難しいと思います。プロが正面やサイド、そして骨格に触れるからこそわかる匠の技。

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自身の顔立ちに合わせ、最初に「眉頭」「眉山」「眉尻」の3点を決めます。私の場合は右眉のカーブがきつく、つり眉になりやすいため、右の眉山は左に比べて下の位置に修正。そのぶん右眉の下側の幅を広げ、左右差を縮めます。

3点を決めたら、それぞれを繋いで、仕上がりのガイドラインを設定。このガイドラインまでは、普段人と接する時と同じ「上体を起こした姿勢」で行うのがポイントです。ここから先はベッドを倒し、ガイドラインの外側の毛をワックスでオフ。

ワックスでは取りきれない細かなムダ毛は、ツイザーで1本1本抜き去っていきます。軽快なタッチは、これまた匠の技。私はほとんど痛みを感じることがなかったのですが、男性で「しっかり太眉」の方は、慣れない体験のせいか、時々足がモゾモゾ動く方もいるとか。ちなみに、アナスタシア ミアレは男性の顧客も多いそうです。

眉を抜いて左右差を修正したところで、再度ベッドを起こし、いよいよ、眉を描く番に。

「普段眉を描くのに何を使っていますか？」
「繰り出し式のアイブロウペンシルです」
「眉頭も全部ペンシルで？」
「……（小声）はい、あの、すみません。簡単なので、ペンシル一本で仕上げちゃってます……」

そうそう、そうなんです。本来私のようなゲジ眉は、パウダーを用いて眉の隙間をふわっと埋めると、ナチュラルに仕上がるもの。「忙しい」とか「面倒くさい」を言い訳に、無精していた自分を反省。今回使用したのは「ブロウポマード」。パウダーではなく、クリームタイプのアイブロウポマードです。

ブロウポマード 全3色 ￥3,080／アナスタシア ミアレ

初めて使ったアイテムですが、これが本当にすぐれもの。眉下や眉尻の毛が足りない部分には、写真のようにブラシの先端をちょんちょんと置いていくと、1本1本自然な眉が演出できます。眉頭の毛が密集している部分は、ポマードをのせたあとスクリューブラシで軽くとかすと、まるでパウダーのようにふわっとした質感に。ペンシル風にもパウダー風にも使える多機能なアイテムです。

さらに、眉尻の上下にはハイライトをぼかします。眉周りの高い位置が明るくなると、骨格の立体感が際立って、眉自体の存在感も高まるそう。スティック状のハイライトは、ぼかす時はなめらかな感触ですが、肌の上でパウダーに変化してサラリと仕上がります。

ブロウハイライター 全2色 ￥3,080／アナスタシア ミアレ

眉尻のみ、極細のペンシルで少し足して仕上げ。左右に一気に線を引くのではなく、ペンシルはなるべく立てて、1本1本足していくように描くのがポイントとか。眉尻は上唇中央と目尻を結んだ延長線上が目安となるそうですが、私の場合、顔の横幅が狭いので、少し手前で描き終えると、顔立ち全体が引き締まって見えるそうです。

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こうして完成したのが下の写真のような眉。

眉の位置が変わったのは、ほんの少し、まさに数ミリ単位。なのにそれだけで、印象がガラリと変わって本当に驚きました。顔立ちが凜と引き締まって見えるいっぽうで、なんだか表情が穏やかになった気も……。

「骨格も、表情のクセも、毛の質も人それぞれですから、ベストな眉のシルエットはその人によって違います。たとえば眉が細くて薄い方は、パウダーで奥行きを出してクリアジェルで立ち上げるなど、アイテムもテクニックも違うんですね」と、アイブロウスペシャリストのお言葉。

うーん、眉の美しさを追求し続けてきたアナスタシア ミアレならではのメソッド、感動してしまいました。

最後に眉メイクのポイントと、使用アイテムを記したシートを頂きました（家に帰って復習しよう……！）。帰宅後、毎日顔を合わせている夫には「今日はなんだか感じが違うね」、週に一度会うアシスタントさんにも「キリッとしていますね」といわれ、「頻繁に会う人にも差がわかってしまうんだ」と、あらためてしみじみ。この美しい眉を、今回こそはキープしなくちゃ。

クリスマスパーティや忘年会、新年会で、人と会う機会も多い12月。美容院やネイルサロンの予約も素敵ですが、「洗練された雰囲気を手に入れたい」「顔立ちの印象をガラリと変えたい」という方は、ぜひチェックしてみて。感動の美眉体験を約束してくれるはずです。

※この記事内の商品価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格となります。