シャネルの扉 #24
メゾンの伝統を受け継ぐ新しいバッグ「ガブリエル ドゥ シャネル」。
Toc Toc Chanel
January 25, 2017女性たちが自由に両手を使えるように……。そんなガブリエル・シャネルの願いが込められた、機能的かつ美しいハンドバッグがこの世に誕生したのは、1955年2月。それ以来、長年にわたり、その伝統を継承し、ブランドの歴史に新たなページを加えてきたカール・ラガーフェルドが2017年春夏コレクションで、新しいハンドバッグ「ガブリエル ドゥ シャネル」を発表した。
マドモアゼル・シャネルが大切にしていた実用性、美しさを踏襲しながら、力強さとエレガンスを兼ね備えた「ガブリエル ドゥ シャネル」のハンドバッグは、熱成形された硬質のボトム部分に、軽くてしなやかな本体を合わせ、抜群の安定感と使いやすさを実現。レザーをゴールドとシルバーのメタルに編み込んだ二連チェーンのストラップは長さの調節も可能で、3通りの使い方で楽しむことができる。エイジド加工されたカーフスキンにキルティングを施したバッグに加え、ブラックパイソンやイエロー、レッド、アクアなどの鮮やかな色合いも登場。すべてのバッグに使ったガーネット色のクロスのライニングは、ガブリエル・シャネルが最初に作ったバッグに倣ったもの。まさにメゾンの歴史とキーコードを再解釈し、現代の女性たちに合わせて、モダナイズした「ガブリエル ドゥ シャネル」のハンドバッグは、女性の自由や快適さを追求したマドモアゼル・シャネルへのオマージュともいえそうだ。