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シャネルの扉 #23

マレ地区の邸宅に、期間限定ブティックがオープン。

Toc Toc Chanel

January 11, 2017

18世紀に活躍した、『フィガロの結婚』の原作者であり劇作家、そして実業家でもあったボーマルシェが暮らし、華やかなパーティが開かれ、豪華な顔ぶれが滞在していたHôtel Amelot de Bisseuil。そんなかつての社交場であり、現在ではフランスの国家遺産施設に認定されている建物は、パリ・マレ地区の中心地にありながら、半世紀以上の間も手つかずのまま佇んでいた。このパリでもっとも美しい建物のひとつとされている邸宅に、シャネルがふたつの期間限定ブティックをオープンさせた。

©CHANEL

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どちらのブティックも、あえて空間に手を加えずに使用しているのが特徴で、むき出しの石壁には透明なガラスのファサードを設置。シンプルな装飾は、何世紀にもわたり、多くの人々の人生を見つめてきたこの邸宅の歴史に敬意を払っているからこそ。130平方メートルのワンフロアからなるミニマルなデザインの店内には、プレタポルテとアクセサリーがずらりとラインナップ。もうひとつのブティックは、まるで芸術家のアトリエのような雰囲気で、シャネルのシューズを展開している。2017年の5月31日までの期間限定の特別なブティックで、パリ、そしてシャネルが刻んできた時の流れや歴史を堪能したい。

©CHANEL

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シャネル 期間限定ブティック
期間:開催中〜2017年5月31日(水)
会場:Hôtel Amelot de Bisseuil
47 rue Vieille du Temple 75004 Paris
Tel. +33 1 40 09 59 60
営)11:00〜19:00

texte : TOMOKO KAWAKAMI

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