ダニエル・クレイグ、子どもに遺産は残さないと語る。

クエンティン・タランティーノに続き、今度はダニエル・クレイグが遺産相続について語った。53歳の俳優クレイグは、遺産相続について「悪しき風習だ」とし、子どもたちに大金を残すつもりはないと語った。

オメガの新しいボンドウォッチの発表会に出席した俳優のダニエル・クレイグ。(ニューヨーク、2019年12月4日) photo : Abaca

「金は墓まで持っていけない、というじゃないですか」——。イギリスの雑誌「Candis」のインタビューの内容を報じたPage Sixによると、ダニエル・クレイグは子どもたちに遺産を残したくない、お金を処分したいと明かしたという。クレイグは「次の世代に大きな財産を残したくはない。相続は悪しき風習だと思います」と説明。「私の哲学では、遺産は逝く前に処分するか、寄付することをよしとしています」と語った。

ダニエル・クレイグにはフィオナ・ロードンとの最初の結婚で生まれたエラ（29歳）と、2018年9月にレイチェル・ワイズとの間に生まれた女児の2人の娘がいる。

自分の言葉を裏付けるように、ダニエル・クレイグは、スコットランドの実業家で慈善家のアンドリュー・カーネギーの言葉を引用した。カーネギーは「金持ちのままで死ぬのは不名誉な死である」と言い、生前に財産の大部分を慈善事業に寄付していた。「アンドリュー・カーネギーは、現在の貨幣価値にして約110億ドル（約1兆2千億円）寄付した。彼はいくらかは自分の手元に残しておいたと思いますが、彼がいかに裕福だったかを示しています」とダニエルは語った。

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相続は別の機会に

ダニエル・クレイグの財産は、007シリーズへの出演によって築かれたもので、新作が登場するたびに増え続けている。「Celebrity Net Worth」によると、ダニエル・クレイグの資産は1億6000万ドル（約176億円）と推定されている。

ダニエル・クレイグによるジェームズ・ボンドの冒険は『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』で終わりを告げるが、この作品に出演し、ダニエルは2500万ドル（約27億円）を受け取ったと言われている。