シャネルによる、日本の新世代の映画監督を支援するプログラムが本格始動。マスタークラスなどを開催。

国内外のさまざまな映画にまつわるクリエイションへのコミットメントを続けてきたシャネルが、この度、新たに「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS　東京の輝かしい才能たち」プログラムをローンチ。11月下旬に豪華ゲストを迎えて、映画業界の未来を担う人々へ向けたマスタークラスを開催する。

「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS　東京の輝かしい才能たち」プログラムで、シャネルとともに新世代の映画監督の輩出をサポートする映画監督、是枝裕和。パリにあるガブリエル・シャネルのアパルトマンにて。©️CHANEL

「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS　東京の輝かしい才能たち」は、日本アカデミー賞、アジア フィルム アワード、セザール賞をはじめ、2018年のカンヌ国際映画祭では『万引き家族』でパルムドールを受賞するなど、日本映画界を牽引する是枝裕和監督とともに、新たな世代の映画監督の輩出をサポートする目的で作られたユニークなプログラム。

国際的に名高い日本映画の伝統を受け継ぐ、若き映画監督のクリエイティビティや大胆さ、そして創造的自由をサポートすることを目的とした本プログラムは、表現のためのプラットフォームと、映画界のエキスパートたちのネットワークへのアクセスを提供する。

シャネルとともにこのプログラムに参加する是枝裕和監督は、「10年後、20年後の映画業界を見据えた、若手の才能の育成に協力していただけるパートナーを探していました。これからはシャネルとともに知恵を絞り、新しい出会いの場を提供してまいります。ワクワクするプロジェクトにしたいと思います」と意気込みを語っている。

映画の黎明期とほぼ同時代に生まれたガブリエル・シャネルは、映画史を築いた偉大なる映画監督たちとも親交があった。まずはハリウッドにて、その後はパリで数多くの映画衣装をデザインしたが、彼女の作品にあふれるモダニティは、ヌーヴェルヴァーグとその世代の映画監督たちの台頭に共鳴するものだった。創業者ガブリエル・シャネルの精神は現代も受け継がれ、最近の作品では、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』（マイウェン監督）、『プリシラ』（ソフィア・コッポラ監督）などで、シャネルは映画のための衣装を制作している。また、こうした世界でもっとも名高い監督や機関、映画祭とコラボレーションすることで、彼女の先駆的なヴィジョンとコミットメントを忠実に守り続けているのだ。同時にシャネルは、制作における映画監督の決断を最大限に尊重し、関わる作品すべての完全なる自由と独自性を大切にしている。

メゾンはこの長期にわたるプロジェクトを通じて、尽きることのないクリエイションを育み、日本と世界におけるアーティスティックなコミュニティの発展に貢献したいという想いを新たにする。

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11月27・28日に早稲田大学大隈記念講堂にて開催されるマスタークラスでは、是枝裕和監督、俳優のティルダ・スウィントン、西川美和監督をはじめ、シャネルと親交の深い俳優や映画監督によるトークやユニークでインタラクティブかつ実践的な内容のワークショップが行われる。映画制作に携わる若手クリエイターに貴重な学びの機会を提供し、クリエイティビティを育むことを目的としている。

全マスタークラスを修了した参加者は、その後に開催されるショートフィルムコンペティションの応募資格を得ることができる（＊）。コンペティションに選ばれた上位3作品は、シャネルの支援のもと制作が進められ、完成作品は東京とパリで披露される予定。マスタークラスへの参加応募は、応募用ウェブページ及びシャネルのLINE公式アカウントを通じて告知される。世界を舞台に映画界で活躍する監督や俳優の話を直に聞くことのできるまたとない機会となるので、若手クリエイターはぜひ応募してみては？

＊...コンペティションの応募方法そのほかの詳細については、マスタークラス開催中に発表。