博多駅から徒歩5分！「本で繋がる」新感覚ホテルを体験。

何万冊もの蔵書を誇るラウンジ付き旅館やホテル、書店と宿泊施設が一体化したユニークな新アドレスなど、心地いい空間で知的好奇心を満たす、とっておきステイ。

ブンショウドウホテル
［福岡県福岡市］

旅した人の想いを、本に託してアーカイブ。

ゲストから贈られた本で構成されている書棚。ジャンルは小説から旅行記、ライフスタイル本などさまざま。

かつてこの場所に書店があったことから、その歴史や想いにインスピレーションを受け、2020年に誕生したミニマムなホテル。「本を読む」だけでなく、「本を寄贈する」仕組みを通して、「本を介し、人と繋がること」を体感できるところが魅力だ。公式サイトには福岡・熊本・長崎の独立系書店オーナーによる選書を紹介するページがあり、選書本を読むための宿泊プラン「本に泊まる」も好評。プランを利用したゲストが感想を綴ったノートに自身の想いを書き加えることもできる。博多駅から徒歩約5分というアクセスの良さから、ホテルを拠点に書店巡りを楽しむゲストも多い。フレンドリーなスタッフにおすすめの一軒を尋ねてみては。

プレーヤー&スピーカーを完備し、読書に合う音を楽しめる客室もある。レコードの選曲は写真家兼DJの常盤響が担当。

誰かに教えてたくなる新鮮な価値観が詰まった本。

手前から左回りに『三島由紀夫レター教室』『緑の歌-収集群風-』『LETTER OF SLIP YOJIYAMADA』

本を贈る人はドネーションカードにプロフィールや新しい読者へのメッセージを添えて。

「サンドクッキー」￥450、「アメリカーノ」￥550

おこもり気分を盛り上げてくれるコンパクトなダブルルーム。トイレ、シャワーは共同。

1階には、中央区渡辺通でエスプレッソスタンド&ギャラリーを営むタグスタがプロデュースする、カフェのタイムズが入店。

＊「フィガロジャポン」2025年9月号より抜粋

●掲載している価格や営業時間、定休日、料理は変更される場合があります。特に輸入本は取材時から価格が変わる可能性があります。　 
●レストラン利用時や宿泊時に、別途サービス料や入湯税がかかる場合があります。