真夜中の書店探索も！ 山口・下関「ねをはす ホテル ブック&カフェ」で本の沼に落ちる。

何万冊もの蔵書を誇るラウンジ付き旅館やホテル、書店と宿泊施設が一体化したユニークな新アドレスなど、心地いい空間で知的好奇心を満たす、とっておきステイ。

ねをはす ホテル ブック&カフェ
［山口県下関市］

宿泊者限定のお楽しみ！ 真夜中の書店探検。

1～2階の書店は約2万冊の本が並ぶ。

下関に誕生したねをはすは、地元出身のオーナー4人が日販の子会社「ひらく」と立ち上げた、街に開かれた書店。1階は新書や児童書、売れ筋の文芸、2階は歴史や経済といった専門書を中心にラインナップする。カフェやアパレルショップを併設し、日中は親子や地元の学生が思い思いの時間を過ごす。一方夜になると雰囲気が様変わり。書店の上階にあるホテルの宿泊者だけが閉店後の書店を利用できる。わずかな照明と手持ちのランタンを手がかりに本の森を探索するひとときは、知的好奇心を一層刺激してくれる。客室の蔵書も充実しているので、寝る時間も惜しくなるほど本の沼に落ちそう。

イッセイ ミヤケの元デザイナーが、地元の学生にファッションの仕事を見せられればとガラス張りのアトリエ&ショップを出店。

地元愛感じる一冊からニッチな専門書まで幅広く。

手前から、山口出身の歌人・木下龍也による『すごい短歌部』（講談社刊￥1,760）、『都市計画の思想と場所』（中島直人著 東京大学出版会刊￥4,840）、オノ・ヨーコがプロデュースを務めたレア本『JOHN & YOKO/PLASTIC ONO BAND』（ブループリント刊￥13,200）。

触って試せる仕掛け絵本が好評！『恐竜時代 エンサイクロペディア太古の世界』（ロバート・サブダ、マシュー・ラインハート著 大日本絵画刊￥4,950）

宿泊者の朝食会場でもあり、外来利用もできるレストランが3階に。￥5,500のディナーコースより、手前から「スズキのアクアパッツァ」「自家製ガトーショコラ」

部屋ごとにコンセプトが異なる。508号室は「食」がテーマ。レシピ本や食エッセイがずらり。

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総数100冊越え！ テーマ別に、いま手に取りたい本を見つける

＊「フィガロジャポン」2025年9月号より抜粋

●掲載している価格や営業時間、定休日、料理は変更される場合があります。特に輸入本は取材時から価格が変わる可能性があります。
●レストラン利用時や宿泊時に、別途サービス料や入湯税がかかる場合があります。