ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、ジュリア・ロバーツ......ヴェネツィア国際映画祭の魅惑的なレッドカーペット！

ヴェネツィア国際映画祭は、毎年映画界のトップスターたちが一堂に会する華やかな舞台である。第82回目の今年は、8月27日から9月6日まで開催され、多くのセレブリティたちがリド島を輝かせる。ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、コールマン・ドミンゴ、エマ・ストーン、ソフィア・コッポラ、ジュリア・ロバーツらが、自身の最新作を披露する予定だ。監督陣では、映画祭はキャスリン・ビグローとパク・チャヌクの20年ぶりの待望の復帰を祝う。開幕はパオロ・ソレンティーノが務め、彼の最新作『La Grazia』が上映される。

ケイト・ブランシェット、アルマーニ プリヴェで登場

映画といえば、ファッションは切っても切れない関係だ。今年も多くのサプライズが期待される。8月27日（水）の開幕前夜、すでに多くのスターたちがレッドカーペットでファッションを披露した。ケイト・ブランシェットは、アルマーニ プリヴェの黒のロングドレスで注目の登場を果たした。胸元の深いVネックには同色のビジューがあしらわれ、2022年の全米映画俳優組合賞でも披露されたルックだ。ティルダ・スウィントンはシャネルのアンバサダーとして、オートクチュールのバイカラードレスで開幕式を華やかに彩った。また、ハイディ・クルムと娘は、ランジェリーに着想を得たシルクのコルセットドレスを選んだ。

第82回ヴェネツィア国際映画祭の『La Grazia』のレッドカーペットに登場したケイト・ブランシェット。（ヴェネツィア、2025年8月27日）photography: Gisela Schober / Getty Images

過去の開催でも、大胆なファッションの数々が観客の目を引いてきた。昨年、アンジェリーナ・ジョリーは、オールドハリウッド風ファッションで大きな注目を集めた。パブロ・ラライン監督の伝記映画『Maria（原題）』（2024年）のプレミアで、彼女はタマラ・ラルフのエレガントなヌードカラーのドレスに、厚手のフェイクファーの襟をあしらった装いで登場した。2011年のシンディ・クロフォードの象徴的な赤いドレスや2021年にゼンデイヤが着用したバルマンのウェットルックドレスは、いずれも1932年以降、毎年ヴェネツィアの水の都を華やかに彩ってきた印象的な装いのひとつである。

タマラ・ラルフのドレスで『Maria』のプレミアに登場したアンジェリーナ・ジョリー。（ヴェネツィア、2024年8月29日）photography: Mondadori Portfolio / Mondadori Portfolio via Getty Im

今年も多くのスターたちが登場予定だ。注目の長編作品には、アメリカのジム・ジャームッシュ監督による『Father Mother Sister Brother（原題）』、ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』、そしてフランソワ・オゾン監督の『L'Étranger（原題）』などがある。

ヴェネツィア国際映画祭2025
セレブの華麗なルック

第82回ヴェネツィア国際映画祭が8月27日に開幕した。レッドカーペットに登場したスターたちの美しい装いを振り返る。