「人格さえ変わる、それほど"装う"ことは重要」。穂志もえかが春の"ニューロマンティック"をピュアに着こなす。

軽やかに、そしてドラマティックに。これまでの静かなムードを打ち破り、心惹かれるままにファッションを楽しみたい2025年の春。纏えばパッと華が咲く5つの注目キーワードを、穂志もえかがピュアに体現する。ドラマ『SHOGUN 将軍』への出演で世界中から注目されている彼女へ、"装うこと"への思いをインタビュー。

Keyword 01
心揺さぶるエアリーな花柄ドレスを。

ーーー2025年の春夏シーズンに注目しているファッションのテーマはありますか？
「トレンドには疎い方ですが、春を目の前に、やはり柔らかな色味や軽い素材感を着たい気分になっていますね。あとは長く着れるものを少しずつ集めていきたいなと思い始めています。質のいい素材や自分に似合うシルエットなど、流行りに関係なく自分に合うものをもっと見つけて行きたいんです。たくさんの服を買うよりも、厳選した服を大切に着る。ひとつひとつにこだわりを持って選ぶ、そんな生活に憧れます」

Keyword 02
力強く美しい、マキシマムなシアー。

ーーー普段はどんな装いをすることが多いですか？
「今はまだあまりスタイルが定まっておらず、タイトなシルエットを着ることもあればオーバーサイズなものを着ることもあって、幅広く楽しんでいるところです。その時に演じている役柄に左右されることも。着る服によっては姿勢や歩き方だけでなく気持ちや若干人格さえ変わるような気がしするので、それほど"装う"ことの重要性は感じています」

Keyword 03
無邪気でスポーティなエッセンス。

ーーー演じる役柄に合わせて、"装い"を気持ちのスイッチにすることもあるのでしょうか。
「そうですね。意識的に装いを変えることで、気持ちも作れるんですよね。顔つきなども変わりますし、ヘアメイクや衣装はキャラクターを構成する大きな要素。視覚的に役に入っていきやすいんです。最近では演じる際の衣装に関しても、アイディア出しというか、意図を理解できるようコミュニケーションを取らせていただくようになりました」

Keyword 04
ペールピンクはドレッシーに。

ーー作品に取り掛かっている間、どのようにコミュニケーションをはかっているのでしょうか？
「物語の最初と最後でキャラクターに変化が起こった時に服のテイストや色味を変化させるとか、今放送中のドラマでも衣装合わせの際にこちらからも提案をしたこともありました。これまでは用意していただいたものに対して私が口を挟むのもおこがましい気がして。衣装のことはお任せして芝居に集中しようと思っていたのですが、『SHOGUN 将軍』の開かれた現場を経験して、いろんな部署とのコラボレーションで作品が作られてる感覚が大きく芽生えてきてたんです。最近はどういう意図があるかの確認から始めて、例えば色味に変化を加えるのか？や、洋服のシルエットを変えていくのか？など......、ベストな表現になるようディスカッションするようにしています」

Keyword 05
ロマンティックに進化するグランジスタイル。

ーーーお気に入りのアイテムは？
「最近は、ジュエリーが気になり始めています。カジュアルな服装でもジュエリーがあるとないとでは印象や心持ちも異なる。ジュエリーでスタイルのブレない軸をつくりつつ、服で遊んでみるという感覚が出てきました。

これまでもアクセサリーをつけることはあったのですが、ハイジュエリーに興味が湧いてきたのと、これまでの自分へのご褒美にと、リングを2つ購入したんです。まずは、ピンクゴールドとホワイトセラミックのリングを購入して、その後もうひとつ購入したのですが、それは今後自分で組み合わせを変えて自分らしく変えて作っていきたかったから。自分らしいオリジナリティが表現できている気がして毎日つけてます」