ジャケットやセットアップ、4月にトライしたいモードなお仕事ルック。
Fashion 2025.03.27
モダンなスタイルで颯爽と仕事をこなすとびきりモードなオフィスレディ、現る! ジャケットやスーツのワードローブに色やフォルムで遊びをひとさじ。ボストンからきた敏腕マネージャーのカテリーナと新人オフィスクラークのローラ。架空の証券業界を舞台にした女たちの闘いが、いま幕を開ける!

ジオメトリックなパターンをのせたパワーショルダードレスは、なめらかなシルクのテクスチャー。「ソフト」と「パワー」というふたつの対立する概念をパラドックス的な感性で表現したドレスは、混乱を極めた月曜日にふさわしい。
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クライアント訪問の日には品格を映し出すドレスを。トレンチコートを再解釈したドレスは、ハリのあるツイル素材が洗練されたシェイプと優美なシルエットを形成。外回りが多い日も一日中エレガンスを保ち、夜は取引先とのディナーへ。
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威厳と余裕を醸したい日には、モスリン生地をメインとしたオートクチュールピースのスーツを。クチュールのトワルやサンプルの製作に用いられる梳毛糸を平織りにした仮縫い用の薄手の綿布に、異なる生地のパーツをハンドステッチで重ねた特別なセットアップ。ブレザーのラペルに手縫いされたしつけ糸など、未完成でありながら完璧に作り込まれたディテールの服で颯爽と。
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モットーは最上志向で完璧主義。着実に結果を出したい時に必要なのは、一分の隙もないパーフェクトなテーラードピース。ボクシーなパワーショルダーのスーツで揺るぎない自信と、シャツとネクタイで強い決意を表現して。
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プレゼンテーションの場にふさわしい仕立てのいいセットアップスーツ。大きくはだけたシャツの胸元からブラトップを覗かせたモダンなコンサバスタイルでセンシュアルを薫らせ、いざ決戦の場へ。
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チームの士気を高める時には、明るい色で自らを彩りたい。インナーとパンジーのブローチがドッキングされたジャケットは、一枚で完成されたデザイン。ハイセンスなブライトカラーで、大人の余裕とユーモアを漂わせて。
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上司のカテリーナをサポートすることが新人クラークとしての務め。憂鬱な業務が山積みの日には、生真面目ながらも洗練と着心地をかなえるセットアップが必要だ。ウエストに寄せたドレープを留めたレザーパッチがユニークなアクセント。削ぎ落とされたデザインながらもひとひねり利かせたセットアップで、自信を高める。
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ボウブラウスと膝丈スカートという模範的なスタイルも、ベルトとスカートを繋ぐハーネスのディテールでグッドガールの殻を破って。退屈な日々は、自らの手で塗り替えてしまえばいい。
クリスチャン ディオール
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サンローラン クライアントサービス
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トム ブラウン 青山
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*「フィガロジャポン」2025年4月号より抜粋
photography: Kodai Ikemitsu(Be Natural) styling: Tomoko Iijima hair: Jun Goto(eight peace) makeup: Chihiro Yamada