ヴァン クリーフ&アーペルが2017年ジュネーブサロンで発表した時計、Poetry of time(ポエトリー オブ タイム)と、写真家で映画監督の蜷川実花氏がコラボレーション、スペシャルな展示が10月末、東京都内の「ギャラリー游庵」にて密やかに行われた。

1906年の創業時からヴァン クリーフ&アーペルがインスピレーションの源としているテーマは「自然への賛歌(Enchanting Nature)」。2017年もまた、職人たちによる超絶技巧と、そのイマジネーションにより、小さな時計のなかに、壮大な自然が表現された。
これらに呼応するように、蜷川氏も「自然への賛歌」を再解釈し、鮮やかな植物を映した作品を制作。時計と蜷川氏の写真による一夜限りの特別な空間が作り上げられた。


べゼル左下のプッシュボタンを押した時だけではなく、時計を着用しているときもランダムに蝶が羽を広げる。奥行きのある背景はまるで絵画のよう。鳥が翼を広げたウォッチは有機的な羽根のアートと、無機質な鉱物で描かれた背景が対照的で、鳥の生き生きとした生命力を感じる。
生命の息吹の瞬間が閉じ込められたかのような時計は、蜷川氏による色鮮やかでパワフルな写真を背景に見ると、自然界の儚くもロマンティックな世界が際立ち、コンクリートの壁に囲まれた地下空間を、壮大な自然を感じる空間へと変貌させていた。


桜や藤の花など、日本を代表する花々の写真が壁面に飾られ、時計のポエティックな佇まいをより惹き立てて。
ジャパンプレジデントのアルバン・ベロワーは、アーティストとのコラボレーションにおいて、互いの文化的アイデンティティや、独自性などのマッチングを特に気にかけ、蜷川氏との取り組みに関して「出会ってすぐに似ている部分が多いことを感じました。それは生活や仕事に対する姿勢へも及び、ポエティックなアート、作品へのビジョン、自然の捉え方や、色彩の鮮やかさと大胆さなどです。蜷川さんが解釈した自然への賛歌を感じる空間にしたかった」と述べている。
魅力あふれる自然を象徴する、蝶とフェアリー。展示された時計には、この美しいふたつのシンボルが立体的にそして絵画の様に描き出されていたり、繊細な動きを見せたり――。アーティストとのコラボレーションにより、ポエティックな印象をさらに高め、新たな時の歴史を刻んだ。
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この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/watch/171225-watch-vca.html