【桜田通のどおりでおいしいわけ。】第2回 アルコール0.0%のワインテイスト飲料に開眼! フランスの生産者と語る、おいしさの秘密。
俳優業にとどまらず、国内外で活躍の場を広げる桜田通がフィガロワインクラブのフレンズに加入! 彼がいま関心を寄せているのが、”食”やその造り手たち。どこから”おいしい”が生まれ、どのように食べ手に届くのか、その背景にあるストーリーまで桜田がフォーカス。
連載第2回は、シャンパーニュの名門、テタンジェの創始者を祖父に持つルドルフ・フレリジョン・テタンジェとの対談。桜田が味わうのは、テタンジェCEOが手がけるノンアルコールのスパークリングワイン、フレンチ・ブルーム。衝撃を受けたおいしさと、その秘密は?

「アンシャンテ(初めまして)! シャンパーニュでおなじみの”テタンジェ”家の血を引いていますが、私が今回桜田さんに持ってきたのは、フレンチ・ブルームというフランス産のアルコール0.0%のスパークリングワインテイスト飲料です。まずは乾杯して、飲みながらお話ししましょう」。そう言いながら、テタンジェが桜田通のグラスに注いだのは、フレンチ・ブルームのスタンダードなラインである「ル・ブラン」。シャンパーニュにも使われるシャルドネ種のブドウで造られている。
桜田通(以下、桜田):ありがとうございます。泡が綺麗ですね。きめが細かくて細く立ち昇っている。いままでノンアルのスパークリングは何度もいただきましたが、もっと泡が大きかった印象があります。これはじっくり見てもシャンパーニュとまったく区別がつかないな。
ルドルフ・フレリジョン・テタンジェ(以下、テタンジェ):そうなんです。シャンパーニュと同じ6気圧を再現しているんですよ。気づいてもらえてうれしいな。では、サンテ!
桜田:サンテ! とてもいい香りですね。自然な香り。
テタンジェ:アルコールを抜く作業で、香りの60%が飛んでしまうんです。フレンチ・ブルームは、それを計算してリッチなベースワインを造っているのが特徴で、使っているブドウはすべてオーガニック農法のもと育てられています。
桜田:(ひと口飲んで)えっ! これ、もうアルコール0.0%じゃないですね! ピチピチした炭酸とはまったく違って、デリケートで軽やかな泡。クリーミーさも感じます。すっぱいという意味ではなく綺麗な酸味があって、ジュースっぽくないのにきちんとブドウの果実の香りも残されている。ベタつきもない……。なんなんですか、これ?! 僕いま、すごく衝撃を受けています。生ハムとチーズも欲しくなってきた。飲みながら、何かを食べたいと思ったアルコール0.0%のワインテイスト飲料は初めてです。



そんな桜田の言葉に礼を述べながらテタンジェが次に差し出したのは、4種類あるフレンチ・ブルームのトップキュヴェである「ラ・キュヴェ・ヴィンテージ ブラン・ド・ブラン2023」だ。
テタンジェ:ありがとうございます。桜田さんにはぜひこちらも召し上がっていただきたいです。アルコール0.0%でありながらヴィンテージ表記をしていて、これは2023年のブドウで造ったものなんです。
桜田:大きなグラスで飲むのがおすすめなんですね。……これはすごい! とても複雑な香りがします。ウィスキーのような燻したスモーキーな香りを特に感じますね。先ほどのル・ブランはフルーティな余韻があったけど、こちらはもっと熟成感のある大人の味わい。アルコール0.0%のワインテイスト飲料でここまで香りを感じたのは初めてです。
テタンジェ:(グラスを回しながら)グリルしたアプリコット、モカコーヒー、チョコレート……。いろいろな香りがしませんか?
桜田:はい、本当に複雑な香りがします。信じられない! ひと口ごとにおいしさが身体に染み渡ってきます。一杯目に生ハムをつまみながらル・ブランを飲んで、そのあとはこのラ・キュヴェ・ヴィンテージ ブラン・ド・ブランでクリーム系のパスタやリゾット、ハーブを利かせた豚肉料理とかを食べたい。完全に食事との流れが見えてきます。

シャツ ¥137,500、ジャケット ¥368,500、スカーフ ¥44,000/以上アン ドゥムルメステール(M)
テタンジェ:それはうれしいですね。このキュヴェは、そんな風に食事と合わせて楽しんでほしいと思っていたので。実は、フレンチ・ブルームを造ったきっかけは、妻が妊娠してレストランでも家でもアルコールを楽しめなくなったからなんです。
桜田:なるほど。僕の周りでも、ふだんは飲むけれど舞台やドラマの撮影の期間中は禁酒している仕事仲間が結構います。そういう人たちに差し入れしたい。いま頭の中に、これを飲んでもらいたい人がたくさん浮かんでいます。みんな、口にしたらびっくりすると思う。アルコールを飲めないっていうコンプレックスを感じさせないのも素晴らしいし、アルコールを飲める時でも、ワインと同等の選択肢になると思う。ノンアルうんぬんではなく、この味が飲みたいからこれを選ぶという。
テタンジェ:ええ。実はフレンチ・ブルームを飲む多くの人は、お酒も飲む人。まさに選択肢のひとつとなっているんです。2025年にはF1の公式ノンアルコールスパークリングワインパートナーに選ばれ、LVMHからの投資も受けることになったんです。
桜田:F1に LVMH。それはすごいですね。世界の感度の高い人たちから確実に注目されているってことですね。
テタンジェ:桜田さんはパリを訪れる機会が多いと思うので、ぜひこのブドウの産地である南仏のリムーにも来てください。リムーは、実はスパークリングワイン発祥の地。シャンパーニュより先なんですよ。
桜田:そうなんですか。知りませんでした。ぜひ伺わせてください。今日、本当にフレンチ・ブルームの虜になったので! 冷蔵庫をこれで埋め尽くして、毎日飲みたい気持ちもありますが、やっぱり大切な日や節目の時に、大事に飲みたいかな。そう思わせてくれる味でした。
テタンジェが退席してもなお、まだ大切にグラスの中のフレンチ・ブルームをじっくり味わう桜田だった。
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