【AMANDARI/バリ島・ウブド】2年ぶりの再訪。アマンの原風景と伝承が息づく聖地へ。
清々しい乾季にAMANDARI 再訪
‘平和なる魂’のホテルへ

2年ぶりとなったバリ島のAmandari(以下、アマンダリ)へ向かいました。再訪とはいえ、通い続けるアマンダリでの滞在はホッとすると同時に、嬉しい気持ちに満たされます。
乾季が始まったバリ島のウブドでは、6月初旬の気候は爽やかそのもの。緑濃い周辺のジャングルは若い葉が力強い新緑を魅せ、滞在した3泊ともに毎日が好天に恵まれ、朝晩は涼しい風が吹く理想的な気候でした。


アマンダリは、すでに世界中に35軒ほどを数える(2026年6月現在)アマンの中で、2軒目のリゾートとして1989年にオープンしました。バリ島の内陸部、ウブドのジャングルや棚田が広がる地域に、急流アユン渓谷を見下ろす小高い場所に建てられています。初のアマンである「アマンプリ」が、タイのプーケット島に美しい海に面してオープンした後、第2号のアマンとして誕生したのが、ここバリ島の内陸部、ジャングルや棚田が美しいウブドでした。バリ島ではまだラグジュアリーリゾートがほとんどなかった時代、開発の進んだ海沿いの観光地の賑わいとは全く異なり、静かな村があるだけのウブドのクデワタン村が舞台でした。その村の一画に、まるでもうひとつの村があったかのようにアマンダリが誕生したのです。その後、世界的な高級ホテルやリゾートが次々とウブドに誕生し始めますが、今もって尚、アマンダリはラグジュアリーリゾートのパイオニアとして、静かに格調高く存在感を示し続けているのです。

アマンダリの名は、サンスクリット語で「平和なる魂」を意味しています。実は当時、アマンリゾートが世界的に人気を博したのも、このアマンダリの誕生がきっかけとなったと言われています。「神々の棲む村」と言われた神秘的なウブドが、もうひとつの顔として「芸術村」と言われるようになり、世界のアーティストが移り住み始め、あっという間に世界的なバリ島ブームが起きたのです。アマンダリは確かにハイダウェイと呼ぶにふさわしい奥深い地にあり、見逃してしまいそうな小さな看板を頼りに主要な道路から、アマンダリへと続く細い道に入ります。
世界にたったひとつのリゾートとして、
地域性と伝統文化の継承に敬意を表します

それぞれのアマンには潔いストーリーが秘められています。このアマンダリにも、ウブドならではの歴史が語り継がれていました。以下は、アマンダリで知った伝承ストーリーです。「悠久の昔、バリへと渡ってきた僧侶は、巨大なバンヤンツリーの下に聖水の湧き出る泉を見つけました。神々の宿るこの場所に僧侶は寺院を建て、沐浴をして身を清めたといいます。そしてクデワタン村と名づけ、寺院には僧侶のお供だった虎が守り神として祀られました」とあります。このシンプルなストーリーこそ、アマンダリがその地に生まれた理由、その伝説の舞台となったクデワタン村であり、まさにアマンダリ発祥の地なのです。

現在、その虎のレプリカがアマンダリの庭の中央に祀られていますが、実は、渓谷に向かって少し山肌を下りたところには伝説の‘泉’が残り、一見、朽ち果てた様子には見えますが、それは時の流れの証。石でできた‘虎の守り神’が祀られた神聖な場所には、今も尚、大切に手入れされた祠があり、200段以上の階段を上り下りする訪問者が絶えません。
思い起こせば、かつて2009年10月21日~23日までの3日間に創業20周年のセレモニーを祝った時も、アマン創設者に初めて会うことができた時も、このアマンダリが舞台でした。こうしてアマンとのお付き合いはすでに30年近くになりました。2年前、インドネシアの美しい海を巡るアマンのフラッグシップヨット「Amandira」に貴重な乗船ができた後も、アマンダリで疲れを癒してからの帰国となりました。私の人生旅の節目には常にアマンが傍らにありました。

今も尚、変わらぬ様子でゲストを受け入れ、笑顔いっぱいにもてなし、村人に信頼され、世界のリゾートファンを魅了しながら歴史を重ねるアマンダリ。近年、斬新でスタイリッシュで、華やかで最新鋭の設備を整えたアマンが、次々と世界中にオープンする中、ここアマンダリは我が道を歩き、そしてその精神は常に「平和なる魂」であり続けています。アマンの原風景は、こんな‘謙虚な姿’で始まったのです。一昨年、すっかりリニューアルされたアマンダリですが、創業当時とほぼ変わらぬままに化粧直しが行われ、アマンダリの誇り高き実力は訪れるファンを魅了し続けているのです。


アマンダリ
Amandari
Kedewatan, Ubud Bali Indonesia
Tel: +62 361 975 333
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/amandari
アマン共通日本語フリーダイヤル
Tel: 0120-951-125