Ray-Ban Metaの次世代モデル「Gen 3」を実際に使ってみた。子育て中にも便利な新しいスマートグラス。
「Hey ! Meta」
このセリフが私の日常になってきた。
AIグラスとして注目を集める「Ray-Ban Meta」から、次世代モデル「Ray-Ban Meta(Gen 3)」が9月24日に登場。アイコニックなデザインはそのままに、カメラや音声機能、バッテリー、操作性、フィット感が進化。
サングラスをかける。それだけで、写真を撮ったり、音楽を聴いたり、AIに質問したりできる。そんな未来のアイウエアが、少しずつ私の日常のものになりつつある。今回はその実体験をレポート!

まず印象的なのは、AIグラスであることをことさら主張しないデザインだ。Ray-Banを代表する「Wayfarer」に加え、今回から「Aviator」と「Zena」がラインナップに加わった。私が使っているのは「Zena」。キャットアイシルエットの「Zena」は、Ray-Banの新たな一面を感じさせるモデル。エッジの効いたモダンなフォルムにMeta AIやハンズフリー撮影といった最新機能を搭載し、アイウエアとしてのスタイルとテクノロジーが融合されている。さらに偏光グラスなので室内でもただの黒縁メガネという印象で、自然なスタイルに馴染むのも嬉しい。この秋は普段パンツ派の私もスカートにトライしたい気分なので、メガネをかけてレディに装いたい。
前モデルのGen 2から何が変わったのか。まず注目したいのが、バッテリー性能だ。 Gen 3は1回の充電で最大9時間の使用が可能となり、Gen 2の最大約8時間から約1時間延長。日常的に身につけるものだからこそ、この1時間の差は意外と大きい。
私はイヤホンが苦手。耳が小さいのかどうもイヤホンを長時間着用していると耳が痛くなる。でも、このメガネをiPhoneと連動させれば、イヤホンレスで音楽が楽しめる。音声による再生操作にも年内対応予定ということで、ますます便利になりそうだ。
さらに、音声入力も進化し、風の強い屋外や人混みのなかでも、通話や音声コマンドをよりクリアに利用できるよう設計されている。
最近「これは便利!」と実感したのが、駅でのこと。銀座線を降りた直後、「Hey Meta! 銀座和光の出口は何番?」と尋ねると、必要な情報を教えてくれる。スマートフォンを取り出して「ながら歩き」をせずに済むのだ。さらに自転車に乗って両手が塞がっている時にも位置情報をオンにしておけば「ここから目黒駅まで自転車で何分?」と聞けば答えてくれる。
カメラはGen 2と同じ12MPながら、Gen 3では3K Ultra HD動画撮影に対応。さらに、複数のフレームからベストショットを選べるダイナミックフォト機能も搭載した。テンプル部分にはカスタマイズ可能なアクションボタンが新たに加わり、よく使う機能へ素早くアクセスできるようになった。

先日、下の子が初の自転車乗りに挑戦。危なっかしいので携帯はしまいこみ、いつでも駆け寄れるようにしているが、記念すべき一瞬を逃したくない。そんな時にこのメガネ。「おー、乗れた!」という瞬間にテンプル部分のボタンをカシャ。また運動会の際、親たちは皆スマホを向けているのが常だが、私はメガネで動画を撮影しながら思いっきり手を叩いていた。せっかくの瞬間だからこそ、スマートフォン越しではなく、自分の目できちんと見ていたい。そう思う人も多いはず。
そして、見逃せないのがフィット感の進化。Gen 2のオプティカルモデルと同様、Gen 3では全モデルのテンプルエンドがアジャスタブル仕様になった。頭の形に合わせて調整できるため、長時間身につける際の快適性にも配慮されている。
もうひとつ、Ray-Ban Metaならではの大きな特徴がMeta AIだ。スマートフォンを取り出さず、目の前にあるものについて質問したり、近隣のおすすめ情報を聞いたり、会話をリアルタイムで翻訳したりすることができる。メッセージの確認やリマインダーの設定にも対応し、さまざまな操作を声だけで行える。

例えば、ドイツで購入した洗剤、パッケージを見ても、何用の洗剤なのかさっぱり分からない。でも「Hey Meta! このパッケージに書いてある文章を翻訳して」と伝えれば、「これは床用洗剤のようです」と教えてくれる。これなら海外旅行中、「これはなんだ?」という場面でも活躍してくれそうだ。もちろん海外でのレストランメニューもこれで安心だ。
さらに、同じAIグラスをかけている人同士なら、ほぼ同時通訳も可能で、異なる言語の人との会話もまるで「VIVANT」の同時翻訳シーンさながらの体験ができそうだ。
クリアレンズやサングラスレンズだけでなく、Transitions®(調光レンズ)、偏光レンズ、ブルーライトフィルターレンズなども選択可能。度付きレンズにも対応しているため、特別な日にだけ使うガジェットではなく、普段のアイウエアとして取り入れやすい。
AIグラスと聞くと、つい「未来のガジェット」を想像してしまう。でも実際に使ってみると、Gen 3が提案しているのは、テクノロジーを意識して使うことではなく、いつものアイウエアの中にAIやカメラ、音声機能が自然に溶け込んでいる状態なのだと感じる。
ファッションを楽しみながら、目の前の景色や会話を記録し、必要なときにはAIに尋ねる。Ray-Banのアイコンが、Meta AIによって生まれ変わる。Gen 3は、そんな新しいアイウエアのあり方を、ぐっと身近なものにしてくれるだろう。