香水は香水の店で売っている。というのが当たり前なのだけど、ちょっと風変わりなことを考えたのはロマノ・リッチだ。彼の自分の香水ブランドにJuliette has a gun(ジュリエット・ハズ・ア・ガン)と不思議な名前を名付けたように、ほかのパフューマーとは考えることが違うのだ。彼が初めてオープンしたのはジュリエット・カフェ。そう、カフェなのだけど香水も売っているのだ。カフェをサービスした女性が、香水も売ってしまうという新しいタイプのブティックがロマノのアイデアで、カフェやシャンパンを飲みながら、ゆっくりとこの場で時間を過ごして欲しいという願いが込められている。コッパー素材を生かしたピンク色のカウンターもおしゃれだし、トイレも必見!

内装はキリアン・ブーガンが担当。ピンク色のカウンターは糸状の細いコッパーを編んだソフィー・マルブランシュの作品である。

香りをムエットで試すのではなく、このカフェには世界初の新タイプの試香器が備えられている。行ってみてのお楽しみ!

ジュリエット・ハズ・ア・ガンはすでに13の香りを発表している。

トイレでは香水を試せるし、ちょっとしたゲームも楽しめる。photos:Zoé Fidgi
香水は女性の武器。どんな香りで相手の心を射抜こうか……。ジュリエット・ハズ・ア・ガンで彼がADとしてプロデュースするフレグランスは、上質な香りを探す若い女性に向けられている。それゆえに“マッド・マダム”、“カラミティ・J”、“ジェントル・ウーマン”など、香りのネーミングも思いっきり遊んでいる。最新作はカクテルから名前をいただき、“モスコミュール”だ。肝心な香りはというと、独立心旺盛な現代女性が喜びそうな捻りの効いたもの。といっても、奇をてらう香りではなく、上品ながらひと味違う、というタイプ。ロマノ・リッチは ニナ・リッチのひ孫で、名香レールデュタンを生み出したロベール・リッチの孫である。香りの世界に精通する彼だからできる冒険で、若い女性たちを新しい香りの世界に連れて行けるのだ。

カフェはCoutume Café、紅茶はMariage Frèresがパートナーだ。

マレのボージュ広場の直ぐ近く。散歩の後にふらっとどう? photos:Zoé Fidgi
2, rue des Francs Bourgeois
75003 Paris
tel:01 45 74 00 00
営)11:00〜19:00(金土日 〜19:30)
休)月
www.juliettehasagun.com/fr
réalisation:MARIKO OMURA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/paris/180626-cafe-juliette.html