北国のおせち 2018

パリのマルシェとレシピ。

みなさま、遅ればせながら本年もどうぞよろしくお願いいたします。

松の内も、あっという間に過ぎ去ってしまい、お正月が遠い日々のようですが、またまた新年に北海道で作ったおせち料理を振り返ってみたいと思います。

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道産の山海のうまいもんと父が作る有機野菜を取り混ぜて、賑やかに並べてみました。

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(右上から)我が家の定番”牛乳羊羹”。北海タコ、海老、ヤーコンのサラダにアセロラのヴィネグレットをスポイトに。野菜のシートで包んだジャガイモとサーモンのファルシー。千歳のゆり根農家から沢山分けてもらったもので作ったきんとん。梅酢で染めた花レンコンとうずら卵のピクルス。

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(右回りに)車海老の酒いり。ホタテの燻製。酒と塩でさっと蒸したアワビ。蟹のゆず風味。今年の田作りには、アーモンド、ヒマワリの種、くこの実とゴマを。中央は大根ゆずなます。

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(右上から)昆布巻き。金柑のラム酒シロップ煮。きんぴらごぼう。数の子、いくら醤油漬け、黒豆。山で採ってきた笹タケノコ入りのうま煮。日本酒をたっぷり入れた豆腐の伊達巻。マデラ酒で蒸し焼きにした千歳産さくら鶏のファルシー。

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これはパリの展示会で出会ったものですが、長崎県で開発された新製品・野菜と寒天が原料のシートVEGHEETベジート(写真はトマト味)。中にはオリーブ入りマッシュポテトに包んだサーモンコンフィーのお団子を入れました。

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12月、東京の料理教室でも作った鶏のファルシーは、ドライいちじく、レーズン、くこの実、アーモンド入り。タイムとケッパーを添えて。

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ほんのりと塩味を効かせて、ゆり根の甘さを引き立てたきんとんの中には、栗の甘露煮が丸ごと。

毎年、おせちを作りながら思うのは「どうか家族が、この一年健康で楽しく過ごせますように」と。重ねる歳のせいか、年々その気持ちが強くなってきます。

みなさまにとりましても、素敵な2018年となりますように…
初春”祈りの料理”に願いを込めて。

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業 適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理 教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

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