パリ3月のマルシェ「春野菜たっぷりがご馳走!」  

パリのマルシェとレシピ。

春めいてきたかと思えば、急に寒さがガツン!
いまは冬野菜から早春野菜への変わり目の時期ですが、先駆けて春野菜をたっぷりと食べたい気分で買い出しへ。

13区のイタリー広場から始まるマルシェに入り、どんどん進んで行くと、左手にRue des Cinq Diamantsリュ―・デ・サンク・ディアマン(5つのダイアモンド)という坂道があります。(ここを登っていくと小さな村のような佇まいのButte aux Cailles界隈が。)
目当ての八百屋は、その坂道の入り口の角、カフェの前に。

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近郊農家の人達は、いつも元気で感じがいい。このマルシェの中でいちばん人気のここ、日曜日はさらに大きなスタンドを構えて左右から大行列ができます。

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キャベツや根セロリなどの大きくて持て余しそうなものは何でも半分に切ってくれて、必要なだけ買えるので助かります。

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いまが食べ時の芽キャベツもたくさん購入。

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今日は冬菜Pourpierプルピエが出ていたので、これも。サラダやお浸し、にゅう麺に入れるのも美味しい。

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左横の花屋。春は切り花よりも球根を買って日々、色や香りを愉しみます。

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斜め前には肉屋。ここの塩漬けの豚肉で作る煮込みのポテは最高! 野菜はもちろん、お向かいの農家の根菜をいっぱい。

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さらに歩くと、イタリア野菜のPuntarelleプンタレッラ発見!! これはうれしい。外葉を除いて中の蕾を食べるのですが、これには何といってもアンチョビ入りソースが合う。

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きれいな春のラディッシュ!

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春にんじんも活き活きしています。

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進んで行くと、今日がこのマルシェに初出店というGrenobleグルノーブルからBioのクルミを持ってきたお兄さん。味見したら美味しかったので、小さなバケツに1杯買ってみました。梨とアンディーブ、チーズのサラダに入れるのが好き。

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魚屋は、いつもマルシェの端の方にあるところへ。小さいけれど扱っているものは鮮度よく、働く人たちも親切です。ホタテに触ろうとしたら、危うく指を挟まれそうになって大笑い。店主が殻を開けてくれると肉厚の貝柱が動いていたのでこれも買い! 大好物のガーリックパン粉をかけてファルシーにしよう。

長いマルシェを歩ききったご褒美には、Bioの美味しいパン屋が待っています。ここで好きなのはナッツ、ドライフルーツとシードル入りのもの。

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買い物が終わって、すぐ横Butte aux Cailles界隈の小道に入ると、夏、たわわにアプリコットの実がなっていた木が花盛り。

また、パン屋の反対側Corvisartコルヴィサール駅を挟んでイタリー広場に向かって歩けば、ぽつんぽつんと春が散らばっています。

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木蓮が見事に咲いている庭。寒いけれど、このお日さまの陽がなんとも頼もしく嬉しい。

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同じ通りに連なる優美なファサード。よく見ると上には猫が! こんなささやかな発見、それだけの事で気持ちが弾んできます。


さて、家に戻って早速アペロの準備。新鮮な野菜を手にすると、洗ったり皮を剥いたりする作業も楽しく和む。
今日は生でたっぷり食べたい野菜にぴったり、大好きなディップをご紹介します。


■『春野菜とシャンピニオン&味噌のディップ』
Légumes printanier et crème de champignon au Miso

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―材料 4人分

・好みの春野菜   適量
 *写真は、プンタレッラ、ニンジン、ラディッシュ、黒大根、紅芯大根、フヌイユ、カリフラワー、さっと蒸した芽キャベツ。

 

・ディップ <作りやすい分量>
ニンニク    1玉
シャンピニオン=生のマッシュルーム(又は、シイタケ、マイタケ、シメジなどのキノコ) 150g
アンチョビ   3フィレ
味噌(好みのもの) 大さじ1
オリーブ油   150ml+大さじ1
粗挽き胡椒   少々(家はマダガスカル産の野生の胡椒を使っています)

 

―作り方

1.ニンニクの皮を剥いて半分に切り、中心に芽があれば取り除く。小鍋に入れ、にんにくの高さまで水を入れ沸騰させる。1分くらい煮てから湯を捨てて煮こぼす。これを5回ほど繰り返し、フォークで潰せるほど柔らかくなったらザルに上げて水を切る。
2.フライパンにオリーブ油大さじ1を入れ、スライスしたキノコを炒める。
3.ボールにすべての材料を入れて、バーミックスで撹拌し(ミキサーでも)器に入れて胡椒をかける。
4.旬の野菜を並べて、ディップを添える。


*家では作るたびに、これを小分けにして冷凍しています。スープやパスタソースにも活用できて便利。味噌は好みのものを好きなだけ入れて自分の味にしてください。

これがあると、もう手が止まらない……旬の野菜を彩りよく盛り合わせると華やいで、おもてなしにも喜ばれます。
月末の夏時間の始まりから、たくさん春野菜が出てくるので、これからの季節が楽しみです!


■Marché Auguste-Blanqui マルシェ・オーギュスト・ブランキ
Bd Blanqui 75013 Paris
営)火・金・日 7時〜14時30分
メトロ:5・6・7番線Place d’Italie駅下車
    または、6番線Corvisart駅下車

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業 適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理 教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

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