番外編-パリから農園へ! 彩り野菜のSushiサラダをお届け。
パリのマルシェとレシピ。
パリ市内から車で東へ40分、ディズニーランド・パリ近くの農園プレシ・ア・シャントゥルー(Plessis à Chanteloup)で収穫をしてきました。
ここの成り立ちは、近くのリミニ―(Lumigny)という村にある4代続く農家に、70年代1組の夫婦が入って仲間入りし、小さなイチゴ畑を作ったのが始まり。86年からは、前回もお伝えした地球環境を守りながら自然農法を実践している収穫農園運営グループ、レ・キュイエット・シャポー・ド・パイユ(Les cueillettes Chapeau de Paille)に参加。そして都会からリターンしてきた2人の息子とともに、この地に農園を拡大したのは10年前。今日では、家族と新しい農業を志す若いスタッフたちで8ヘクタールの畑に50種類の野菜やフルーツ、花を栽培しているということ。
農園巡りをしていると、それぞれの土地に家族の歴史あり! 興味深いものです。
中に入ると、数種類のレタス畑が広がっています。
新玉ネギのブーケ! 葉の部分も立派なごちそうなので、ネギ焼き、ネギそば……すぐにメニューが浮かんできてしまう。
こちらはキャベツ畑。収穫可能に育ったものは、各畑に値段と採り方の注意を書いたパネルが置かれます。


夏においしいもののひとつ、インゲンがたわわに。
新ニンジンが、みずみずしく甘い時期なので、早速掘り出しました。
赤紫と白のコントラストがきれいな茄子。
フランスの八百屋ではあまり見かけないシシトウ。スペイン風の鉄板焼きがおいしそう!
9月末は、リンゴ祭り“フェット・ド・ラ・ポンム”(Fêtes de la Pomme)が開かれる。
畑の入口には、フランス国産のハチミツやコンフィチュール、肉、乳製品などが揃うマーケットが。
今日の収穫! これらの野菜を使った普段のおかず、“農園ごはん”はこちらから。
家に戻り、採ってきたものを眺めてゴキゲン! で思いついたのは野菜の昆布〆。
美しい野菜は上等な鯛にも劣らない“いいネタ入ってますよ~!”と、にわか寿司屋の気分です。
素焼きプレートとボウル:@atelier_aonoto
薄切りにして(インゲンはサッと茹でる)、軽く塩を振りかけた野菜を、少量の日本酒か水でふやかした昆布に挟み、ラップをして冷蔵庫へ入れて、2時間ほど置けば、出来上がり。
このままでもおいしいのですが、ちらし寿司を作ってみました。
いまやSushiは、フランスでもピザやパスタと並ぶポピュラーなごはん。サラダ感覚で、ヘルシーなポケボウルやブッダボウルなども人気です。
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■彩り野菜のちらしSushiサラダ
Salade de Sushi aux légumes
酢飯 300g
海老(茹でたもの) 6尾
イクラ醤油漬け 大さじ2~3
<昆布〆野菜>
茄子 各適量
ニンジン
ズッキーニ
ラディッシュ
インゲン
<トッピング用生野菜>
レタス 各適量
ルッコラやハーブ
レモン(薄切り)
枝豆
ミニトマト
ー 作り方
1. 殻を除いた海老をまな板に寝かせて横から2等分し、背ワタを取る。
2. 皿に、ちぎったレタスを敷き、酢飯の3分の2を薄くのせる。昆布〆野菜、海老、残りの酢飯を交互にのせていき、イクラ、ルッコラやハーブ、レモン、枝豆、ミニトマトなどを上から散らす。
同じ具材で、海老とイクラを除いたVeggieバージョンも作ってみました。
飲み物は水出しの緑茶か、すっきりとした味わいの白ワイン、よく冷えたブルゴーニュのアリゴテを合わせたい。軽めでフルーティーな香りのSakeもいいですね!
まだまだおいしい夏野菜を愉しみながら、週末のブランチにぜひどうぞ!
Rue de la Cueillette, 77600 Chanteloup-en-Brie
www.cueilletteduplessis.com
Instagram : @cueilletteduplessis
収穫農園の案内は、こちら。
料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo