おいしいパリとラブラドール
いぬパリ
うむ、今日も自宅でカミーユが私の食卓を整えてくれているな、君の献身にはいつも助けられ、、、って自宅のわけはありません、吉田パンダです。3月20日発売のパリ特集で訪ねたレストラン「クラランス」でのボツカットでした。ミシュラン2つ星。せっかくフランスに来るなら一度はちゃんと正装して、こういう舞台で食事もいいですね。
続いてパリ特集撮影時のまかないをご紹介。パリ9区、「カイユボット(Le Caillebotte)」。現在は界隈に3店舗を構えるシェフ、Franck Barangerが2013年にオープンしたネオビストロ。当時からいまでもスタイルを変えず、素材重視で洗練されたフレンチです。ランチ19ユーロはお値打ち。
前菜はマグロ、メインは仔牛のロースト。
内装もシンプルにこんな感じ。
というわけでランチを食べたあと、ちょうど散歩に出かける黒犬&おばあちゃんに出会いました。ラブラドールのエジプトちゃんと、マリーさん。カラフルなマフラーに、すっきりとしたブルーのボトムがおしゃれです。
「せっかく散歩に行けると思ったのに、、」と浮かない顔のエジプト。マリーさんに名前の由来を聞いたら「うーん、別に。Eで始まる年だったから」とのお答え、、(フランスは名前で生まれ年がわかるように、便宜的に毎年違うアルファベットをペットに冠する習慣がある)。
もうシニア犬だから、口まわりが白くなってるのよと見せてくれたマリーさん。対して、「乙女に年齢は聞かないものよ」とエジプトちゃん。
日本の実家では昔、エジプトと同じ黒ラブを飼っていました。小さい頃はまったく言うことを聞かず、家具はボロボロにするし、姿見に映る自分に向かって突進→流血したりとアホなことばかりしてたんですが、エジプトはそんなことはないそうです。賢いねえ。
エジプト「黒ラブ話はいいから、お散歩に行かせてシルブプレ」
ごめんごめん。それにしてもエジプトおばあちゃん、お腹がむちむちですよ。
エジプト「エヘヘ、何といっても“おいしいパリ(フィガロ今月号特集テーマ)”だからねえ」
おあとがよろしいようで、、。年を経てもチャーミング、パリ9区で出会ったおばあちゃんコンビでした。次回もどうぞお楽しみに。