いぬパリ

哲学する賢犬、キャバリアのラファイエット

いぬパリ

inuparis253_001.jpg

こんにちは、吉田パンダです。最近だいぶ髪が伸びてしまい後ろで結んでいるんですが、そのせいか「マダム」と声をかけられることが多くなりました。いやいないだろ、こんな肩幅がごつくて髭の生えたマダム。いやいるかな、あれ、そういう意味かな? 魂が乙女のせいかしら。

inuparis253_002.jpg

さて、国立劇場前でアルゼンチンタンゴが響くパリ。今回も1区、パレ・ロワイヤル公園からお届けします。

inuparis253_003.jpg

「鴨川等間隔」とよく言いますが、パリも結構等間隔です。

---fadeinpager---

inuparis253_004.jpg

公園のベンチで、春の日差しを楽しんでいたのはキャバリア・キングチャールズ・スパニエルのラファイエットくん、5歳。

inuparis253_005.jpg

キャバリアも個性がいろいろですが、ラファイエットくん、賢さと穏やかさが顔に出ています。賢人! じゃなかった、賢犬!

inuparis253_006.jpg

途中でもう一匹キャバリアが現れたり。

inuparis253_007.jpg

ハーネスはCharlie’s Backyard。これ猫にも使えるかな、、、。

inuparis253_008.jpg

保険会社に勤める飼い主のファブリスさん。明るく優しい性格のキャバリアが昔から好きで、ブリーダーを探しました。ちなみにラファイエットはアイスが大好きです←いや、あげちゃダメでしょ。

inuparis253_009.jpg

芸術香るパレロワイヤル公園。ファブリスさんが座るベンチには、20世期初頭にパリで活躍したロシア人の詩人、マリーナ・ツヴェターエワの言葉が刻まれています。

「私は自分のモットーをふたつの助動詞から見つけた。“ETRE(存在、なること)はAVOIR(所有)よりも価値がある“」

この言葉、いろいろなことにあてはめてみると深いです。愛を得ることよりも、愛することに価値を見出す、芸術品を所有するよりも芸術家でありたい、写真を撮るより写真そのものになる、、つまり世界と一つになる、、うーむ、、、。

inuparis253_010.jpg

「あ、すいません。ボクはアイスになるよりアイスがほしいです。存在より所有でお願いします」

だよね。迷いのない哲学犬、キャバリアの賢犬ラファイエットでした。次回もどうぞお楽しみに。

吉田パンダ

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

RELATED CONTENTS

BRAND SPECIAL

    BRAND NEWS

      • NEW
      • WEEKLY RANKING
      SEE MORE

      RECOMMENDED

      WHAT'S NEW

      LATEST BLOG

      FIGARO Japon

      FIGARO Japon

      madameFIGARO.jpではサイトの最新情報をはじめ、雑誌「フィガロジャポン」最新号のご案内などの情報を毎月5日と20日にメールマガジンでお届けいたします。

      フィガロジャポン madame FIGARO.jp Error Page - 404

      Page Not FoundWe Couldn't Find That Page

      このページはご利用いただけません。
      リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります。