フォションのブティック・ホテル。甘くってピンクです。

PARIS DECO

9月1日、グルメファン待望のフォションの5つ星ホテルFauchon L’Hotel Paris(フォション・ロテル・パリ)がマドレーヌ広場にオープンした。1階のレストラン、ティールームは宿泊客でなくても利用できるので、“マドレーヌ寺院の向かって左側”とホテルの位置を記憶しておくといいだろう。寺院を眺めながらのティータイムという、とてもパリっぽい体験を夢見ながら……。

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ホテルのレセプション。宿泊客は到着前にオンラインでチェックインもできる。

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レストランスペース。現代アーティストによるモザイクタイルが柱を飾る。広々としたテラス席も魅力だ。

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朝食、ランチ、ティータイム、ディナー。フォションはグルメな1日を約束してくれる。

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もちろんアペリティフ客のために、エキゾチックフルーツなどを用いたカクテルも各種揃っている。

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ここのところ新しいホテルのオープンが続くパリだが、その中でもここはとてもユニークだ。絶対にほかのホテルに真似できないのは、各客室に備えられたミニバーならぬグルメバーの存在。ピンク色の家具の中にフォションの焼き菓子がシャンパンとともにセットされ、また室内で食事をとるときに必要なカトラリーも引き出しに用意されている。部屋に入るやグルメなティータイムでひと息つけたら、客室はまるで自宅のように寛ぎのスペースに変身だ。

ルームサービスも、ここではシェフサービスという名称。メニュー内容は時間帯によるが、24時間体制のサービスである。どの部屋にも食卓をセッティングできるスペースが考慮されていて、そこでシェフが料理して……とは、なんとも優雅なホテルライフでは?

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窓の向かいにマドレーヌ寺院が眺められるスイート809号室。右手のピンクの家具がグルメバーで、これは部屋タイプが異なれど同じものが備えられている。

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グルメバーの扉を左右に開くと、中は……。

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スイート17室を含め、客室は合計54のブティック・ホテル。19世紀のオスマン建築の建物内、床張りの客室のインテリアにはフォションのカラーコード、つまりピンク、ゴールド、ブラックが用いられている。部屋タイプは、ロックとパウダリーのふたつ。コードカラーのあしらい方が異なるが、どちらもパリのアパルトマンをイメージし、クラシックとモダンが上手にミックスされた内装だ。ディテールへのこだわりもかなりのもの。バスローブとスリッパは男女別に赤と黒で縁取りされ、ダイソンのヘアドライヤーは淡いピンク色のレザーケースに収められ、ベッドの上にはよくありがちな厚手のプレッドの代わりに、FAUCHONとジャカード織りしたデ・ポルトー特製の真っ白いコットン、そして9カ国語のタブレットでテレビのチャンネル替えもシェフサービスのオーダーも簡単に……。

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ジュニア・スイート301号室。

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プレスティージュ・スイート409号室。

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デラックス・スイート305号室の一角。ソファに座ってティータイムはいかが?と誘いかけてくるよう。

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バスルームは無彩色の大理石でミニマルにまとめられている。

バスルームのアメニティはカリタで、地下にはハマムも備えたル・ビューティ・スパ・カリタ・スパ・フォションがある。こちらも宿泊客以外も利用できる場所だ。エッセンシャルオイルがキャラメル、フランボワーズ、レモンなどグルメな香りなのも、さすがフォションであるが、驚きは4時間のコースだろう。これは1階チェックイン・カウンター奥の図書室で紅茶のデギュスタシオンから始まり、ボディケアが1時間、それにフルーツのデギュスタシオンが続き、次はフェイスケア、そして自然光が上から差し込むティールームにてティータイムで締めくくり……これまたフォションならではのアイデアだ。ラグジュアリー・グルメな世界がホテル中で繰り広げられる、フォション・ワンダーランドの誕生である。

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地下1階のスパもピンク色の世界。

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図書室と呼ばれる密やかなサロン。到着客がチェックインの際に招かれ、シャンパンで歓迎されるのもこのスペースである。

Fauchon L’Hotel Paris
11, place de la Madeleine
4, bld des Malherbes(宿泊客入り口)
75008 Paris
www.fauchonhotels.com
大村真理子 Mariko Omura
madameFIGARO.jpコントリビューティングエディター
東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。フリーエディターとして活動した後、「フィガロジャポン」パリ支局長を務める。主な著書は「とっておきパリ左岸ガイド」(玉村豊男氏と共著/中央公論社)、「パリ・オペラ座バレエ物語」(CCCメディアハウス)。

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