Parisienne file.vol.12 カミーユ・シャトレ / ショップマネージャー、女優
パリジェンヌ、夏の仕事スタイルはシックがルール。
パリジェンヌファイル
仕事スタイルには、程良く旬をプラスして
モンマルトルの麓、人気エリアのサウスピガールから仕事場のあるマレ地区まで、お天気のよい日には歩いて通勤するというカミーユ。だから、ワークスタイルは動きやすいパンツを中心にコーディネート。
「去年まではスキニーやスリムデニムが多かったけれど、今年はワイドなシルエットがお気に入り。8分丈のクロップドパンツで足元に抜け感を作ります」
そこにロゴTシャツや、ヴィクトリアン調のロマンティックブラウス、マリンキャスケットなど、トレンドアイテムをオン。リアルクローズで作る"旬"なコーディネートが完成しました。
アパレルブランドのショップマネージャーという仕事柄、ジーンズやスニーカーなど比較的カジュアルな服装でもOK。
「ワードローブの5割がユニクロです。仕事に行く時に気をつけているのは、色のトーン。マリンブルーやブラック、白などベーシックなモノトーンでカジュアルな中にも少し落ちついた色合いでまとめます。そこにボルドーやキャメルを差し色に使って、シックな雰囲気を作るのがマイルールです」
カジュアルアイテムを、シックに仕上げるコーデのコツは?
【白スタイルはデニムジャケットで引締める】
Tシャツにワイドパンツというシンプルな着こなしにルメール×ユニクロのデニムジャケットを合わせたワークスタイル。「爽やかな白×デニムは夏の定番コーディネート。ボルドーのバッグとベージュのシューズでシックなワークスタイルに格上げします」
【マスキュリン小物で今の気分をON】
ヴィンテージショップで購入したマリンキャスケットは、この夏のお気に入り小物。「メンズライクな小物をあえてマスキュリンなコーディネートで仕上げるのが、今の気分です」ノーカラーのデニムシャツとストレートのブラックデニム、ヴァンズのスニーカーというスタンダードなスタイルでまとめました。
【カジュアルさを抑える素材選びを】
「Mr.A」でおなじみの人気アーティスト、アンドレ・サライヴァとユニクロのコラボTシャツは、ロゴのデザインをチョイス。カジュアルになり過ぎないようにプリーツ加工のワイドパンツと組み合わせました。「オールブラックのスタイリングは素材の組み合わせで楽しみます」
【フェミニンなブラウスはシンプルにまとめて】
ヴィクトリアン調のブラウスはマンゴで購入。胸元のギャザーやふんわりとしたスリーヴなどロマンティックなデザインだから、デニムパンツや、大きめなバッグ、メンズライクなシューズで辛口なスタイリングに。
リヨン生まれの25歳。フランス最高峰と評されるリールのEDHECビジネススクールを卒業後、シャネルをはじめとする、モードのグランメゾンでコミュニケーションとしてキャリアをスタート。2016年9月からUNIQLOのショップマネージャーに就任。また、エージェントに所属し、女優としても活躍中。
photos:AYUMI SHINO, réalisation:HIROKO SUZUKI