Parisienne file.vol.12 カミーユ・シャトレ / ショップマネージャー、女優
思い出とともに大切な、パリジェンヌの宝物。
パリジェンヌファイル
大切だからこそ、日常で使いたい
やわらかで着心地のいいレザージャケットや、ベーシックなスニーカーなど、カミーユにとっての宝物は、日常で活躍するリアルアイテムの品。
「大好きで大切なものだからこそ、飾って眺めるだけじゃなくて、毎日どんどん身に付けたい。使い込んでキズができたとしても、それも思い出の証し。だから自然な風合いを大切にしたいです」
"デリケートなデザイン"と"コンフォートな使い心地”この2つがキーワードだというカミーユ。「どんなに素敵でもデザインが目立ち過ぎるモノや、着心地とつけ心地のよくないモノは選ばないです。ずっと長く愛用できること、そして時間をかけて自分だけの逸品に変化していくのも楽しみなんです」
宝物の基準は、デザインと使い心地
【レザージャケット】
赤のライダーズはパリジェンヌに人気のブランド"Les Petites"(レ・プティ)のもの。モノトーンの服が多いから、時々赤を加えて、華のある着こなしを楽しむそう。黒のジャケットは、5年前に"IRO"(イロ)で購入。夏でも朝晩はレザーが必要なパリだから、シーズンレスに活躍してくれるマストアイテムです。
【ゴールドのビジュー】
「普段はあまりビジューをつけないけれど、20歳の誕生日祝いに両親からプレゼントされた"Monsuer Paris"(ムッシュ・パリ)のネックレスが気に入って、今年の25歳の誕生日にもリングと小さなネックレスを買ったの」。控えめなゴールドの輝きと洗練されたデザインが大好き。
【シャネルバッグ】
「ガブリエル・シャネルのしなやかな生き方が好き。それがきっかけでいつかシャネルバッグを持つのが夢だったんです」。黒はリヨンのヴィンテージショップで7年前に購入。ブルーグレーは、3年前にパリの本店で買ったもの。「一見難しそうな色だけれど、どんな服にも合うから、お気に入りです」
【スニーカーアディクト】
リセの頃から大好きなスニーカー。特にヴァンズが好みで少しずつ色やモデルを揃えています。「とにかくコンフォートだから、仕事でもプライベートでも欠かせない大切なアイテム。パンツだけでなく、スカートやドレスにも合わせて、コントラストを楽しみます」
リヨン生まれの25歳。フランス最高峰と評されるリールのEDHECビジネススクールを卒業後、シャネルをはじめとする、モードのグランメゾンでコミュニケーションとしてキャリアをスタート。2016年9月からUNIQLOのショップマネージャーに就任。また、エージェントに所属し、女優としても活躍中。
photos:AYUMI SHINO, réalisation:HIROKO SUZUKI