Parisienne file.vol.32 エロイーズ・ゴデ/俳優
モードのインスピレーションは、いつだって映画から。
パリジェンヌファイル
「物心ついた頃からママに連れられて映画館や劇場に通っていたの。子どもながら、舞台やスクリーンの中の女優さんの生き生きとした表情や素敵な着こなしにうっとりとしていたのを覚えているわ。だから大人になって、自らが演じる立場になったいまでも、プライベートのスタイルは、自然と昔観た映画のワンシーンからインスパイアされていることが多いの」
ヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールからはボーダーシャツの粋な着こなしや、1960年代始めのマリリン・モンローが演じた素朴なカントリーガール風のシャツとデニムの組み合わせ、トレンチコートやリトルブラックドレスなどエロイーズの好みはオーセンティックなアイテムばかり。
「でも、そのままのスタリングじゃつまらないから、いまの気分を大切にスニーカーを合わせたり、色のトーンでトレンドを意識したり、自分らしくアレンジするのもポイントなの」
パリジェンヌスタイルを作る、映画とモードの可愛い関係。
Héloïse Godet
パリ郊外のモントゥルイユ生まれ。母親が趣味で演劇をしていた影響で、子どもの頃からテアトルや映画を鑑賞し、高校卒業後、パリ10区にあるジャック・ルコック国際演劇学校で演技を学ぶ。2014年にはカンヌ国際映画祭出品作、『グッバイ・ゴダール』に出演するなど、映画や舞台を中心に活躍中。2019年5月に主演作となる、エリ・ベン=ダヴィッド監督の『L'Attaché』が公開に。
パリ郊外のモントゥルイユ生まれ。母親が趣味で演劇をしていた影響で、子どもの頃からテアトルや映画を鑑賞し、高校卒業後、パリ10区にあるジャック・ルコック国際演劇学校で演技を学ぶ。2014年にはカンヌ国際映画祭出品作、『グッバイ・ゴダール』に出演するなど、映画や舞台を中心に活躍中。2019年5月に主演作となる、エリ・ベン=ダヴィッド監督の『L'Attaché』が公開に。
Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。@suzukichako
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。@suzukichako
photos:MANA KIKUTA, réalisation : HIROKO SUZUKI