乾いた砂漠には水が無いのが常識ですが、ここラス・アル・ハイマの砂漠地域「Wadi Kahadeja」には、まるで”オアシス”のごとく緑が茂っていました。というのも、見渡す限りの砂漠地帯から車で25分も走ればビーチに到達するというロケーションにあるため、豊かな水を湛えた地下水源があるというのです。そのために動物も飼え、畑を作り野菜を得るのもある程度なら可能なのです。特産ナツメヤシのプランテーションまで青々としていました。
「バンヤンツリー・アル・ワディ」の全景/Photo: Banyan Tree Al Wadi
(左)「アル・ワディ」への入り口。(右)アル・ワディの小高い山にある見晴台。トップまで上がることができる。
(左)プール・ヴィラのひとつ。(右)プールヴィラのプライベートプール
(左)プールヴィラのベッドルーム。(右)プールヴィラのバスルーム
ラス・アル・ハイマは聞き慣れない国名だと思いますが、UAE(アラブ首長国連邦)7カ国のひとつであり、その最北に位置し、アル・ハジャル山脈とオマーン王国に挟まれています。ラス・アル・ハイマは、英語で「Top Of The Tent」というそうですが、ここ「アル・ワディ」にも、全101部屋ある宿泊棟の31棟がプール付きのテンティド・ヴィラ、残りの70室がプール付きのデラックス・プールヴィラで構成されています。午後の暑い時間になると、時に外気は50℃にもなり、外出できないどころか車のボンネットで”目玉焼き”ができてしまうほど。猛烈な暑さは経験しないとわかりませんでした。
(左)Samar Lounge (右)メインダイニング「Al Waha」
テント・プール・ヴィラ
鷹匠とのアクティビティ
(左)アラビックのスィーツ。(右)グルメな料理
アカデミックな楽しみもありました。地平線に沈み行くドラマチックな夕陽を、この国最初のイスラミック宮殿遺跡から見るという企画、「サンセット・アーケオロジカル・ドライブ」です。リゾートからはまず、5000.BCに遡る歴史遺跡まで車で30分ほど走ります。風化してしまった遺跡は岩山のようでしたが、その頂上まで歩いて登り、歴史香に包まれる中で日没を待ちます。太陽が大地に沈む瞬間には、リゾートガイドが用意してきたシャンペンで乾杯・・・という感動的でロマンチックなアクティビティです。ちょうどその頃、夕暮れの空は、周囲のモスクから流れてくるイスラムの祈りに包まれていました。(K.S)
Banyan Tree Al Wadi
バンヤンツリー・アル・ワディ
P.O.Box 35288 Al Mazraa, Ras Al Khaimah, UAE
Tel. +971-7-206-7777 Fax.+971-7-243-5000
http://www.banyantree.com
客室数:101(プール付きテンティドヴィラ31、デラックス・プールヴィラ70)
料金:プール付きテンティド・ヴィラ/1泊AED 3,125.00~、デラックス・プールヴィラAED1,465.00~、
施設:レストラン2カ所、バー、ラウンジ、ライブラリィ、スパ、アクティビティセンター、ヨガ&フィットネス・パヴィリオン、馬&ラクダの施設、ビジネスセンター、他
アクセス:ドバイ国際空港から車で45分。
日本の連絡先:バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツ・ジャパン
Tel.03-3548-0333
*通貨:1アラブ・ディルハム(AED)=21.5円(2012年7月14日現在)

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/bon-voyage/post-1104.html