【だから欲しい、この時計】娘へと繋ぎたい、ヴァシュロン・コンスタンタンの幻想的なムーンフェイズ。

いい時計には求められる理由がある。そしてその理由も百人百様！フィガローエディターたちがいま手に入れたい腕時計と、その魅力とは？
今回はエディター MARI KIHARAが選んだヴァシュロン・コンスタンタンをご紹介。

時計と一緒に幻想の夜空へと思いを馳せたい。
いつか私の手元にやってきてほしいと強く願っているのは「ムーンフェイズ」の時計。幼い頃、透き通る青い空を見上げたあの日から、遠い田舎の群青色の夜空に出合ったあの時から、月と星を輝かせる無限の世界に憧れを抱いてきた。果てしなく広い空間と私の思いをきゅっと閉じ込めたような「エジェリー」のムーンフェイズは、ロマンティックでドリーミーな気持ちへと誘ってくれる存在。世界最古のマニュファクチュールならではの精巧な作りと繊細で品位のあるデザインは、娘に、そして、そのまた次の世代へと繋いでいきたい実用的な芸術品であり、世代を超えて夢を語りかけてくれるはず。

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About Watch

「エジェリー」は、2020年に女性のための機械式時計として誕生した。オートクチュールとオートオルロジェリー（高級時計製造）が融合し、タペストリー技法を用いた文字盤のプリーツ模様や縫い針のように細いリーフ針、刺繍を思わせる流麗なインデックスを魅力とする。オフセンターにムーンフェイズを配した個性的なレイアウトであり、ゴールドの月にマザーオブパールの雲を配したロマンティックな装飾にメティエダールの技が覗く。インターチェンジャブルストラップ仕様で、3色のアリゲーターストラップが付属。

＊「フィガロジャポン」2026年1月号より抜粋