鎌倉で出合える、絶品アイス＆ソフトクリーム5選

夏の終わりとはいえ、まだまだ暑いこの時期。鎌倉散策の途中に涼を求めて味わいたい、冷たいおやつをご紹介。素材にこだわったジェラートやフォトジェニックなアイスなど、地元の人にも人気のひんやりスイーツを厳選してお届け。

何のフレーバーにするか迷うのも幸せな瞬間。

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素材の味がしっかり感じられる、フレッシュな味
＃01.GELATERIA SANTiのジェラート

ダブル¥590〜（写真のピスタチオはプラス¥50）

鎌倉の美味しいジェラート屋さんといえば、真っ先に思い浮かぶのがここ。賑わう商店街から路地を一本入った場所にあるので、ちょっと疲れて休憩したいというときにもよく利用している。

オーナーの松本愛子さんは、世界を旅する中で立ち寄ったイタリアでジェラートに衝撃を受け、本場でジェラート作りの伝統技術を学んだそう。

イタリアには日本でいうコンビニと同じくらい、街のいたるところに専門のジェラート屋さんが立ち並ぶ。
「日本でもそんなクラフトアイスの個人店が増えてほしい。今日はこのお店に行ってみようかなという選択肢があると楽しいですよね」と、松本さん。

地元を中心とした新鮮な素材でつくるジェラートは、素材の味はしっかりと感じつつも、あと味はスッキリ。人工添加物不使用で、乳化剤も入っていないのでもったり感がなく、さわやかな仕上がり。

人気は山地酪農のミルクと鎌倉産はちみつを使った"季節のミルク"や、自家焙煎したピスタチオを使った"ピスタチオ"。

定番フレーバーのほかにも、季節の味を合わせて12種類ほどそろう。良い素材にこだわっているので、1週間しか出ない幻のフレーバーもあるのだとか。間をおかずに通い詰めたくなる店だ。

店の裏のベンチ席では江ノ電を眺めながらジェラートがいただける。

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遠方から買いにくるファンも多い
＃02.DAILY by LONG TRACK FOODSのアイスクリームサンドウィッチ

COOKIE SAND VANILLA ¥500 ※4月下旬〜10月末まで販売

鎌倉市農協連即売所、通称“レンバイ”の中にある、ホームメイドにこだわった焼き菓子や惣菜が並ぶデリカテッセンには小さな空間に美味しいとかわいいが詰まっている。

店頭に置かれたフリーザーをのぞいて、アイスがあればラッキー。銀紙に包まれた分厚いクッキーサンドは、これ目当てに遠方からくるお客さんも多く、早い時間に売り切れてしまうこともある人気者。

アイスはバニラとストロベリーマスカルポーネの2種。シンプルなのにこの上なく美味しいこのアイスに合うように作られたサブレは、手作業で一つひとつ丁寧に焼き上げられている。
バターたっぷりの奥深い味わいで、このサブレを単体で購入したいという人もいるほど。

冷たいアイスにはさまれているのにサクサクした食感をキープし、食べ応え抜群のボリューミーなアイスも、このサブレがあることで最後まで美味しくいただける。この夏も何度もリピート買いしている、おすすめの一品。

パウンドケーキやジャム、ピクルスなど、手土産にもぴったりのフードが勢揃い。キッチン雑貨もかわいい。

レンバイのはじっこに佇む小さなお店。野菜を買いにきたら素通りせずにはいられない。

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卵、乳製品不使用の優しいアイス
＃03. あいす日和のヴィーガンアイス

キャンドルアイス¥780

北鎌倉駅から徒歩1分ほどの場所に昨年11月にオープンした、生アイスの店"あいす日和"。見た目がかわいく、ヘルシーなアイスが食べられると評判をよんでいる。

牛乳と卵は不使用。ココナッツオイルと豆乳を使った、ヴィーガンの方でも楽しめる（もなかアイスはトッピングによって一部乳製品が含まれているものも）。

アイスは香料や着色料を使っていないので自然な色合い。シャーベット寄りの食感でさっぱりとした甘みがふわっと広がる。カロリーもひとつのアイスにつき、80〜90キロカロリーなので、いくつも食べてしまいたくなる。

キャンドルアイスは季節によって果物が変わり、8〜9月はマンゴーも楽しめる。かわいくて体に優しいアイスは、お子さんや高齢の方からも大人気だそう。

贅沢いちご最中¥580。最中はほかに季節限定など含めて16種類がそろう。

店長の石川さん。白を基調とした明るい店内。

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お店で大人気のフレッシュチーズを使った贅沢ソフト
＃04.Pucceria BeBé Kamakuraのソフトクリーム

Latteria BeBé Kamakura×鎌倉GERATERIA SANTi　ティラミスソフトクリーム¥660

鎌倉で大人気の素材同士を掛け合わせた、贅沢なソフトクリームがいただけるのは、昨年オープンし、瞬く間に人気店となったPucceria BeBé Kamakura（プッチェリア ベベ カマクラ）。予約がなかなかとれないイタリアン、Latteria BeBé Kamakura（ラッテリア ベベ カマクラ）の2号店で、イタリア・プーリア地方のパニーニ、プッチャをメインとしたお店だ。

その両店で使われているチーズは、BeBé のチーズとして地元で大人気！店併設の工房で、新鮮なミルクから一つひとつ作るフレッシュチーズが評判で、お土産に買っていく人も多い。

この工房で作られたマスカルポーネチーズを素材に、前述の人気のジェラート店GELATERIA SANTi（ジェラテリア サンティ）がオリジナルでつくったソフトクリームはまさに絶品！ アイスクリームマシンは世界のトップブランド、イタリアのカルピジャーニ社のものを使用。

コーヒー豆のパウダーが最後にパラリとふりかけられており、フレッシュチーズの濃厚なコクとワッフルコーンの香ばしさがマッチした、ほかでは出合えない味だ。

ランチ後のデザートはもちろん、このソフトクリームだけ買って食べ歩きするのも良さそう。

落ち着きがあり、居心地のいい店内。

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香り豊かな生チョコレートを使った絶品ソフト
＃05.CHOCOLATE BANKの生チョコソフト

生チョコソフト ビター 各¥550。photography: CHOCOLATE BANK

カカオは古代では貨幣として大切に扱われていたという歴史からも、銀行とチョコレートのつながりを感じさせる。カカオという素材に着目し、ケーキ、デザート、パン、ドリンクなど、カカオをさまざまなスタイルで楽しめる多彩な商品が並ぶ。

広々としたスタイリッシュな雰囲気のカフェスペースでゆっくりお茶ができ、駅近なのに落ち着いた雰囲気が魅力だ。

この店のチョコレートはカカオ栽培の段階から取り組んでいる。世界有数の恵まれた生態系を持つコロンビアで育てられた、香り豊かなフレーバービーンズを厳選して使用。最適なタイミングを見極め、個性を引き出す発酵やロースト、調合を行い、作り上げているとか。
同じビターチョコレートの中でも特にカカオ本来のビター感、柔らかな酸味と、フルーツネスを感じられるものをソフトクリームに使用した本格派で、いわゆるチョコソフトを想像して食べると全く違う濃厚な味わいに驚くはず。

調合と空気量にもこだわって作られているので、口どけのなめらかさもたまらない。店内でもテイクアウトでもOKなので、鎌倉散策のしめにぜひどうぞ。

鎌倉駅から徒歩1分ほど。御成商店街の入り口にたたずむ、約70年の歴史ある建物。photography: CHOCOLATE BANK