ハワイの音楽を聴きながらパンケーキ作りを

ここのところ長めの記事が続いたので、今日は女子力が上がりそうなCDをご紹介します。『アイ・ラブ・ハワイ、アイ・ラブ・パンケーキ！』は、夏気分を満喫できるハワイ産の音楽に、パンケーキやエッグスベネディクトなどのレシピ本が付いた楽しいCDです。

『アイ・ラブ・ハワイ、アイ・ラブ・パンケーキ！』￥2,000（税抜）

レシピを提供してくれたのは、ハワイに本店があるカフェ・カイラ。ハワイの雑誌『ホノルル・マガジン』が主催するグルメ賞《ハレアイナ賞》で、"オアフ島グルメコンテスト　ベスト朝食賞金賞"を2011年度＆2014年度に受賞したことのある大人気のカフェです。オーナーのクリッシー・カイラ・カスティロさんは大学時代のルームメイトの影響でオーガニックな食材に傾倒し、パリに行った時にカフェスタイルのお店をやってみたいと思い始めたそう。卒業後は小学校の先生をしていた時期があったものの、「家族や友人の喜ぶ顔が見たい」と、2007年に念願のカフェをホノルルで開業しました。

原稿を書く前に食べに行って、思わず撮影。カイラ・オリジナル・パンケーキは3枚重ねで、2人で1皿がちょうどいいボリューム。

ハワイの朝食といえば、サーファーなどが多いからでしょうか、ボリューム満点のパンケーキやフレンチトースト、エッグスベネディクトなどが主流ですよね。カイラさんはそういったメニューに地元の新鮮でヘルシーな食材を使い、加えて何度でも食べたくなるテイストや鮮やかな盛り付けも評判で、あっという間に人気店になったそうです。

卵の素材を活かしたふっくら軽やか、しつこくない甘みのパンケーキ。宝石のように輝くフルーツの中でも、リンゴはカラメリゼのシナモンが効いていて絶品。

その日本1号店が表参道にオープンしたのは2012年。連日行列ができ、地方からも食べに来る人の多い盛況ぶりです。

表参道店の店内。夕方あたりだと、行列に並ばなくてもふらっと行って入れることも。

店内は現地の写真が大型モニターに映し出されるなどハワイ気分たっぷりで、BGMもリラックスできるアコースティック中心のハワイアン・ミュージックばかり。このCDを企画したワーナーミュージック・ジャパンの岩崎麻衣子さんに話を伺ったところ「私は食べるのが好きで、自分が食べに行きたいようなお店と音楽を絡めて、何か興味のあるお仕事をしたいと思ったんです」と、自らカフェ・カイラに企画を持ち込んだそう。女子目線で制作されたので、アートワークの写真からして美味しそうです。

こちらも人気メニューのエッグスベネディクト。次回、食べに行きたいです。

音楽は、店内でもよく流していて、ハワイのオーナー、カイラさんも日本のスタッフも大好きというジェレミー・ヒロカワさんの音楽が選ばれました。

オアフ島生まれの日系4世のジェレミー・ヒロカワさん。音楽活動と平行して、ハワイアン航空でアテンダントの仕事もしているそう。

とはいえ、トラディショナルのハワイアンばかりだと日本人にはそれほど馴染みがないし、ジェレミー自身も伝統的な楽曲以外に、自身でポップスやロック調の曲を書いたり、しばらく日本で暮らしていたこともあって日本の曲もカヴァーしていたので、そのあたりからバランス良く収録。ボブ・マーリーの「グァバ・ジェリー」のハワイアンアレンジや、アウル・シティの大ヒット曲「ファイアーフライズ」、誰もが知っているボサノヴァの人気曲「イパネマの娘」なども入っていて、やはり知っている曲が流れてくると嬉しかったり、安堵感がありますよね。

1曲目には、"聴いたら、カフェ・カイラでパンケーキを食べたくなる"というジェレミーがこのCDのために書き下ろしたポップなナンバー「カフェ・カイラ」が入っています。ウクレレやギターの軽やかな音色とジェレミーの潮風のように爽やかで温かく包み込んでくれるような歌声が心地よく響き、このCDを聴くと仕事の疲れや、その日にあった嫌なことなど忘れてしまえるかもしれません。

そして当然ながら、このCDをBGMにしながらパンケーキやスクランブルエッグなど、5種類のレシピから食べたいものを作って、おなかを満腹にできたら最高ですよね。私も今週末にトライしてみます。

amazonで購入する≫

＊To Be Continued