咳や喉が気になる季節に。レンコンとグリーンオリーブの白味噌パスタ。【心と身体を元気にする、薬膳レシピ】

FIGARO Wine Club

料理家・国際中医薬膳師のちづかみゆきによる、季節に合った、おいしくて身体にいい薬膳レシピをご紹介。


このところの雨続きで体調を崩している方も多いかもしれません。こんなに雨が多い秋もなかなかないように思いますが、本来ならば秋は乾燥の季節。乾燥で傷めやすいのは「肺」です。中医学で考える「肺」は呼吸器全般、鼻や喉の粘膜も含みます。しっかり養生して、すでに流行ってきているインフルエンザにも負けずに過ごしたいですね。

そこで今回は「肺」をケアする食材であるレンコンやオリーブを使った「レンコンとグリーンオリーブの白味噌パスタ」をご紹介します。

この組み合わせ、実は私がこじんまり開いている料理教室でチキンソテーに合わせて考えたもの。レンコン×グリーンオリーブ×白味噌の組み合わせが想像を超えておいしかったので、madameFIGARO.jpの読者のみなさんにもぜひ体験していただきたく、取り入れやすいよう工程や切り方などを変えて考え直してみました。見た目に華やかさはないですが、滋味深く秋らしいレシピになったと思っています。

レンコンは肺に働きかけて潤します。オリーブは肺にこもった熱を冷まし、喉の調子を整え、咳止めを助けるのにも良い食材。合わせたのは鶏肉。お腹を温め、優しく気を補います。このレシピは夏の疲れが残っている方や、雨続きで体調を崩しがちな方に向けて、胃腸のケアも考えたもの。レンコンと白味噌は胃腸をいたわり、オリーブと合わせることで食欲増進も期待できる組み合わせです。

レシピではカザレッチャというパスタを使っていますが、ペンネやフジッリでもOK。ロングパスタよりは、具材を一緒に口に運べるショートパスタのほうがおすすめです。

また中医学では、肺の働きで気や潤いが皮膚まで行き渡り、肌を健やかに保つと考えます。お肌のためにもこの時期から肺をケアし、秋冬の乾燥シーズン本番に向けて準備を始めることが大切です。

レンコンとグリーンオリーブの白味噌パスタ

【材料】(2人分)
ショートパスタ(カザレッチャ) 160g
鶏モモ肉 150g
レンコン 120g
グリーンオリーブ 30g
白ワイン 大さじ2
白味噌 大さじ1
エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1
塩 適量
粗挽き黒コショウ たっぷり

【作り方】
1. 鶏肉は1.5cm角に切る。レンコンは皮をむき、大小が少し混ざるように粗みじん切りにする。グリーンオリーブはみじん切りする。パスタを茹でる湯を沸かす。

2. フライパンにオリーブオイルの半量を入れて中火で熱し、レンコンを加えて炒める。全体に油が回ったら水大さじ2を加え、ふたをして3分ほど中弱火で蒸し焼きにする。

3. パスタを茹で始める。

4.2のふたを取り、残った水分を飛ばしてからレンコンをフライパンの端に寄せ、残りのオリーブオイルを加える。鶏肉に塩少々をふって加え、中火で焼き色がつくまで焼く。レンコンと炒め合わせ、鶏肉に火を通す。

5. 4のフライパンに白ワインを加えて中火で煮詰め、グリーンオリーブ、パスタの茹で汁50ml程度で溶いた白味噌を加えて混ぜる。

6. 茹でたカザレッチャを加えて和える。水分が足りなければ茹で汁を適宜足し、少しソースが残る程度に仕上げ、味をみて塩で調える。うつわに盛って粗挽き黒コショウをたっぷりとふり、お好みで分量外のオリーブオイルを適宜まわしかける。


「心と身体を元気にする、薬膳レシピ」
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ちづか みゆき

料理家・国際中医薬膳師

身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。