あなたのラッキーワインは? エノテカ厳選ワインをフード&ワインジャーナリスト浅妻千映子が解説。
2026年8月に開催された、フィガロジャポン8月号「幸せを拓く占い」特集と連動したワインの試飲イベント「フィガロワインクラブ×ENOTECA ワインと占いのサロン」。イベントに登場した10本のワインは、占星術師・カトウチサが生年月日などをもとに、自分の本質や個性を表す10種類のタイプを導き出し、エノテカがそれぞれのタイプに合う「ラッキーワイン」として選出したものだ。
本記事では、イベントに登場した10本のワインについて、フード&ワインジャーナリストの浅妻千映子が解説する。

樹木タイプ
ソーヴィニヨン・ブラン・アティテュード(白)

ハーブの清涼感ある香りと、青リンゴやキウイのような緑のフルーツの香り。すっきりとクリーンな味わいは、部屋の空気を入れ替えた後のような気持ちの良さを運んでくれる。「スッキリしているけれど味わいはしっかりあってミネラルも感じました」(参加者)というように、軽いだけではない飲みごたえ。
草花タイプ
カラフリア(ロゼ)

ふわっと広がる可愛らしい香りはどことなくクリーミーで、桃や可憐な花を連想させる。飲むと、なめらかな果実味の中から綺麗な酸が立ち上がって心地よいあと口。そもそもロゼは各国料理と相性抜群だけれど、このワインもそんな懐の深さを感じる優しさが。「フルーティで口当たりが柔らかく飲みやすかった」(参加者)
太陽タイプ
エスクード・ロホ・ヴィンテージ・コレクション(赤)

ボルドー5大シャトーのひとつ『シャトー・ムートン・ロスチャイルド』を擁する、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドがチリで造るパワフルなワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン種を中心に複数の品種をブレンドした味わいは年月とともに複雑さに変わり、グラスを回すごとにさまざまな香りが開いていく。ヴィンテージは2017。「濃い赤が好きなので、深みのあるこのワインが一番気に入りました」(参加者)
ロウソクタイプ
バルダ(赤)

イタリアの名門サッシカイアのファミリーが、アルゼンチンのパタゴニアのピノ・ノワール種のおいしさに衝撃を受けて作ったワイン。赤いフレッシュなベリーを思わせる華やかで透明感あるエレガントな味わいは、ワイン通にも人気。「スイスイ飲める軽やかさ」という参加者もいれば「ほどよいタンニンとほど良い飲みごたえがいい」という人も。
山タイプ
オレンジ・ゴールド(オレンジ)

グラスを鼻に寄せて広がる香りは、上質な紅茶やキンモクセイ。ほんのりと甘やかで、深く吸い込むと心が解きほぐされるよう。飲むと、甘く熟したリンゴやアプリコットの蜜のようなニュアンスとともに引き締まるような苦味も感じる。多くの品種をブレンドした華やかな複雑さ。「香りと味のギャップがおもしろかった」(参加者)
砂タイプ
コナンドラム・ホワイト(白)

軽やかにすっと喉を通ると思ってクイっと飲むと、バニラのふくよかさが出る。そこにふっとハーブの香りが漂い、マンゴーのトロピカルな明るさが広がる。複数品種が奏でるリズムが楽しい、陽気な音楽のようなワイン。「さっぱりした中に柔らかさがある」「トロッと甘い印象が好み」(参加者)と、飲み手に寄り添ってくるような親しみやすい味わい。
斧タイプ
カルテット アンダーソン・ヴァレー・ブリュット(白泡)

有名シャンパーニュメゾンがカリフォルニアで造るスパークリングワイン。黄金色の外観、シャンパーニュ製法から生まれるきめ細かい泡、ナッツの風味を感じるリッチな香りは、口にする前から優雅な気分にさせてくれる。すっと伸びる美しい酸がキレのいい後味を作る。「ひたすらおいしかった」(参加者)という声も納得。
宝石タイプ
モスカート・ダウトゥンノ(微発泡甘口白)

マスカットの透き通るような甘美な香りと軽い発泡。甘口ながらベタつきのない飲み口と低いアルコール度数(5.5%)で、スイスイ進んでしまうワイン。スイーツと合わせたり、休日のブランチに添えたりと、日常のどこかに差し込むだけで生活が華やぐ、まさに宝石のような一本。「甘いけど不思議とさっぱり」「日本酒好きに薦めようと思った」(参加者)という声も。
海タイプ
ピエトラドルチェ エトナ・ロッソ(赤)

シチリア島のエトナ火山の周辺という独自の土地が生む、しなやかで繊細ながらも土のミネラルを感じる、意思と芯のある味わい。ラズベリーを中心とした赤い果実の香りと若さを感じる華やかさが食欲をそそってくる。軽めの肉や、マグロのステーキを食べたくなる。「パッと華やかで、軽いタンニンが心地よかった」(参加者)
雨タイプ
ロズマリヌ・ルージュ(赤)

「なんとも表現できない、いままでに出合ったことのないワイン。でもすっかり気に入ってしまった」(参加者)という人もいる、独自のスパイス感のあるコルシカ島のワイン。淡い色調でピュアな果実味を持ちながら、シナモンやクローブといった深さを持つスパイス香がエキゾティックでアンニュイな印象を与える。
- text: Chieko Asazuma
- edit: フィガロジャポン編集部