フィガロママン編集部BLOG:ハーブのチカラでやさしく癒す、
アジア初のビオホテル、八寿恵荘へ。(前篇)

Lifestyle

子どもと旅行に行きたいけれど、親子で安心して泊まれるホテルが少ない――
これはママにとって切実な悩みのひとつ。日常を離れ、大自然の中で思いきり深呼吸したり、地元のおいしい料理をいただくことは、ママにとっても子どもにとってもすばらしい経験になるはず。そんな願いを叶えてくれる宿が、ひとつ増えました! 長野県北安曇郡の「八寿恵荘(やすえそう)」が、2015年5月、アジア初のビオホテルとしてリニューアルオープンしたのです。

八寿恵荘の外観。建材はすべて地元の無垢の木材を使って作られています。

ビオホテルの認証は、食事からスキンケア、ボディケア用品に厳しい基準があります。さらに今回はベッドリネン類、建材、環境マネジメントなどにも自主基準を設け、認証を取得したそうです。オープンしてからさっそく、小さな子どものいる家族が多く訪れていると聞いて、行ってきました。

軒先には干し柿が吊るされていました。

到着して扉を開けると、天然木の清々しい香りが空間いっぱいに広がります。外壁や天井材はスギ、床材は地元・池田町産のアカマツ、というように、内装のほとんどに、地元の無垢材が使われているのだとか。室内は床暖房で、じんわりと温かい。あえてスリッパは置かず、素足で木の感触を楽しんでほしいそうです。

オーガニックのカモミールを使ったシフォンケーキとハーブティ。

「だいにんぐ」にて、カモミールのシフォンケーキとカモミールティを出していただきました。そう、ここは”カミツレ(=カモミール)の宿”とも呼ばれ、農薬を使わず栽培した国産カモミールを使ったコスメブランド「華密恋」の魅力を存分に体感できるホテルでもあるのです。

原料となるカモミールは、すべて自社農園や契約農家など、国内で栽培されています! 八寿恵荘では、周囲に広がる約8000坪の有機JAS認定のカモミール畑にて、年間を通してカモミールの定植・収穫体験や、農業体験などができるプログラムも用意しているそう。そして、「華密恋」製品に使用されるカミツレエキスを製造する工場も敷地内に併設、見学ができます。

訪れた日は、カモミールが定植されて間もないタイミング。10cmほどに育った苗が、1本ずつ手作業で丁寧に植えつけられています。こんなに可愛らしい苗が、このまま冬を越すことでしっかりと根を張り、栄養を蓄えるのだそう。

カミツレエキス製造工場にて。左は乾燥させたカモミール。花はもちろん、茎や葉にも有効成分が含まれています。右はそのカモミールに安曇野の水とさとうきび由来の発酵エタノールを混ぜ合わせて撹拌し、熟成しているところ。常温でじっくり漬けこむことで、カミツレの成分が溶け出します。

有機JAS認定の自社農園や国内の契約農家で、農薬を使用せず丁寧に育てられたカモミールだけを使用。

カモミールを、コスメやティの原料としてだけでなく、お料理として堪能できるのも八寿恵荘の魅力のひとつ。BIO認証基準をクリアした食材を使用、化学調味料や添加物をいっさい使わずに、心を込めてつくられたお料理の中に、「紫大根とカミツレの酢のもの」「カミツレのコロッケ」「洋なしとカミツレのサラダ」「カミツレの天ぷら」そしてデザートにも「カミツレとフルーツの淡雪かん」と、カモミールの食材としての美味しさを引き出したメニューがいっぱい! 爽やかで、リンゴを思わせるほのかな甘い香りも感じさせるカモミールの風味が、それぞれに活きていました。

カモミールがさまざまな形で登場した、八寿恵荘の晩ごはん。アレルギー除去食など、食事のリクエストにも対応してくださいます。

ちなみに、ごはんのかまど炊きも体験できます。
食事の前に、薪割りから体験しました!

屋外には立派なかまどが設置されています。

夜に食べるごはんを炊くために、薪割り&かまど炊きに挑戦!

薪を割り、かまどの火にくべて、竹筒を吹いて火力を強くして・・・昔は当たり前だったはずの風景が、いまではとても新鮮で、大人たちも童心に返って夢中になりました。有機米を北アルプスの水で、羽釜で炊き上げたごはんは格別の美味しさ! 八寿恵荘では、このかまど炊き体験も受け付けています。

ゆらめく炎を見るという体験は、子どもも大人も都会での生活ではなかなかできない。すっと心が落ち着きます。

食事を「だいにんぐ」でいただいた後は、隣の「らうんじ」へ。薪ストーブに火が焚かれ、みんな心も身体も温まって歓談タイム。薪はもちろん、地元の森林の間伐材。お風呂の給湯や床暖房にも、CO2の排出を実質的に増やさない木質チップのボイラーを導入していて、環境にやさしく、地域の林業の活性化にも貢献しています。

カミツレエキスをたっぷり入れた「華密恋の湯」。

「華密恋」製品の魅力を体感。

そのお風呂「華密恋の湯」には、カモミールから抽出した高濃度のカミツレエキスがふんだんに使われています! 北アルプスの清らかな水を、環境に負荷をかけないエネルギーで沸かし、農薬不使用の国産カミツレエキスをたっぷり入れたお湯は、カモミールのやさしい香り。カモミールの保湿効果で、しっしんや荒れ肌などの肌トラブルにも効き、ストレスを和らげてくれることを実感できます。そして、ヘアケアやスキンケアは「華密恋」のアイテムで。カモミールの持つチカラを体感できます。

客室にはそれぞれ、「すぎ」「ひのき」「けやき」など、宿の建材に使われている木材の名前が付けられており、キーホルダーもそれぞれの木材でできています。

洋室、和室とも、オーガニックコットンの寝具。

ゲストルームは、洋室と和室の2タイプがあります。寝具にはすべてオーガニックコットンを使用。枕カバーは、カミツレ染めの自然な色と風合い。そして、素材だけでなく、洗剤やクリーニングもオーガニックにこだわっていることが、ビオホテル認証を取得した理由のひとつ。アトピーなどのアレルギーをもつ子どもたちも安心して眠ることができます。

後篇はこちら。
https://madamefigaro.jp/maman/topics/2016/02/12/blog_26/

八寿恵荘
長野県北安曇郡池田町広津4098
Tel. 0261-62-9119
Fax. 0261-62-9223
和室7部屋、洋室1部屋(バリアフリー/トイレ付)
和室1泊2食付大人¥13,000~、洋室1泊2食付大人¥15,000~
*お子さま料金設定あり
http://yasuesou.com
*ご予約はお電話、またはオフィシャルサイトのご予約フォームにて受け付けています
*3月17日(木)まで、冬期休館中です

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