植物療法士が常駐。ルボアサンスの「ハーブ蒸し」で、心身のお悩みへアプローチ。

Beauty

暖かくなってきたとはいえ、気づけば冷えや眠りの浅さを抱え込んでいる人が多いこの季節。いわゆる“五月病”という言葉に象徴されるように、身体のチューニングが追いつかず、気温の上昇と裏腹にコンディションの揺らぎを感じやすい時季でもある。そんな不調へ、植物の力を借りてダイレクトに切り込む新たな美容の駆け込み寺が、中目黒にオープンした「ルボアサンス  ウェルネスアンドリトリートスタジオ」だ。


こちらで提供するのは、種々のハーブを取り入れたよもぎ蒸し。それも、日本のフィトテラピーの第一人者である森田敦子さんが素材を監修し、彼女のもとで植物療法を学んだ藤井智子さんが店長となって、品質にとことんこだわったという。例えばメインの材料であるヨモギには、温めや発汗効果が高いとされる韓国のキョンサンナムド産のものを採用。よもぎ蒸し用に流通している一般的なものよりもさらに質の高い飲用可能なグレードをセレクトし、高い効果と安全性を担保した。

通常コースではうるおいや温め、婦人科系のケア、デトックス、リラックスなどにそれぞれ特化した5種のベースブレンドから選べるが、エクストラで今の自分の体調やお悩みに合わせたスペシャルなハーブのレシピを作成してもらえるので、ぜひこちらを。神経を穏やかに整え深い眠りへ導くとされるリンデンのほか、血行を促進して肩こりや眼精疲労に効くといわれるビワの葉、女性ホルモンのバランスを整えるローズなど……体質や体調を丁寧にヒアリングしつつ、15種ほどのさまざまな選択肢の中から、いまの自分に最適な組み合わせを提案してくれる。

素材の上質さや豊富さはもちろん、身体に効かせるための徹底した空間づくりにも注目してほしい。立ちのぼる蒸気を逃がさないようにする狙いから、一つひとつのブースはあえて小さめに。これがマントの中だけでなく空間全体にスチームを充満させ、冷えた身体を効率的に温めてくれるのだという。またその中で照明をグッと落とせば、深い瞑想効果をもたらし貴重なデジタルデトックスの機会に。マントは肌あたりが柔らかいガーゼ素材で、密閉しすぎず全身へじんわりと温もりを届けてくれるのもうれしい。積極的にスチームを当てたほうがよい背中や足首などのパーツや、そのための座り方なども指南してくれ、効果実感を最大限にアップさせる工夫があちこちに凝らされているのだ。

上質なハーブがたっぷりと配合されているから、これまでに体験したどのよもぎ蒸しよりもとにかく香りが抜群! 1セットは40分としっかり長めなので、ブースの中では目を閉じてひたすらに深呼吸を。ハーブの成分をできるだけ長く身体に留めるため、当日の夜は入浴をせずシャワーのみで、必要なところだけを洗うのがおすすめとのこと。終了後は着替えをして、これまた上質な素材のみを組み合わせたオリジナルのハーブティーをいただき、店をあとにした。

photography: Misaki Yamashita

外に出てまず実感したのは、とにかく鼻の通りが格段によくなったこと。嗅覚が鋭敏になり、草木や川、街の匂いがいつもよりも鮮明に感じられた。凝り固まっていた肩甲骨がすんなりと広がって呼吸がグッと深くなり、鼻から横隔膜の下あたりまで、意識せずとも空気がギュイーンとまっすぐに入ってくる感じ。全身がじんわりと無理なくポカポカ温まって、つねに冷えているふくらはぎにもポワッと明かりが灯ったような心地よさが。おまけに、帰り道でふと鏡を見たら、蒸気を浴びたためか肌がプルップルにうるおっていた。ちなみに、体調に問題なければ生理中も来訪可能とのこと。芯から温めることで、だるさやイライラの緩和につながることもあるのだとか。

たった一度でこれほどの快適さと効果実感を実現してくれるとは! 日々の生活からどうしても生じてしまう小さな不調を見過ごさず、植物の力を借りて丁寧に整える。そんな新たなセルフケアの新習慣で、より心地よく快活な生き方に近づけそうだ。

ルボアサンス
東京都目黒区上目黒1-11-7 2F
080-7135-6098
マグワートスチーム(よもぎ蒸し) 60分(カウンセリング込み) 初回 ¥4,400(ベースブレンドのみ)、2回目以降(効能別ブレンド込み) ¥6,600

  • photography: Courtesy of Le Bois Sens
  • editing: Misaki Yamashita