王侯貴族が愛するロンドンのホテルによる、ランチタイムの救世主とは?

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イギリス・ロンドンでテイクアウト・ランチの定番「ミール・ディール」って? 自由自在に楽しめる組み合わせで、ちょっと贅沢な気分を味わえる魅惑の最新スポットを現地ライターがお届け。


韻を踏んだ語呂の良さも相まって(?)いまやイギリスのランチタイムの定番となった「ミール・ディール」。

これはサンドイッチやパスタサラダなどの「メイン」、ポテトチップやフルーツ、小ぶりなケーキなどの「スナック」、缶入り飲料やコーヒーなどの「ドリンク」三種をそれぞれ自由に組み合わせて購入する食事セットのことで、単品で買うよりも割安となるのが特徴だ。各スーパーを筆頭にベーカリーチェーンやカフェなど、街のあちこちで実施していて、2021年の調査によるとイギリスに暮らす人々の1/3以上が週に1度は利用しているとか。

値段はお店によってまちまちだが、大体4ポンドから7ポンド(約900〜1,500円)。インフレ続きのイギリスで手頃な価格でお腹を満たしてくれるありがたい存在だ。

そんななか、世界中の王侯貴族に愛され「バッキンガム宮殿別館」とも呼ばれるロンドン屈指のラグジュアリーホテル、クラリッジスの一角に今年始めにオープンしたクラリッジス・ベーカリーでは、メイフェア・ミールディールが発売に。

クラリッジス・ホテル。クラリッジス・ベーカリーは、建物の南側にある通り、ブルックス・ミューズに位置している。

クラリッジス・ベーカリーは、エグゼクティブ・ベイカーでクリエーティブ・ディレクターのリチャード・ハートとヘッド・ベイカーのフレデリック・ドンセル=ラトールが率い、ライブレッド、サワードウブレッドなどのハウスブレッドからキッシュ、ケーキを揃える。

エグゼクティブ・ベイカーでクリエイティブ ディレクターのリチャード・ハート(右)とヘッド・ベイカーのフレデリック・ドンセル=ラトール
コンパクトな店内。販売はテイクアウトのみ。

店内では常にパン職人たちが忙しそうに作業をしていて、大きなオーブンから取り出したばかりの焼き立てがカウンターの背後に並ぶ。そのなかで特に目を引くのは、シナモンを包んでバニラシロップを染み込ませたチェルシーバンや、ペストリー生地にアーモンド・フランジパンとチェリージャムを詰めたベイクウェル・タルト、スマイリーフェイスからラズベリージャムがのぞくジャミー・ドジャー・タルトなど、イギリスの昔ながらのお菓子たちだ。

クラリッジならではの洗練されたスタイルに昇華されたイギリスのお菓子が並ぶ。どれにするか悩んでしまいそう。

メイフェア・ミールディールは、これらのお菓子ひとつと、ベーコン、レタス、トマトを挟んだバゲットや、サワードウブレッドにローストベジタブルとハーブマヨネーズを組み合わせたサンドイッチなどからひとつ、ドリンクひとつを組み合わせる。価格は15ポンド(約3,300円)。

こだわりの素材だけで作られたサンドイッチのおいしさは格別。

スーパーのミールディールと比較すると約2〜3倍という値段とはいえ、滋味にあふれたパンに丁寧に作られたフィリングをたっぷり挟んだサンドイッチはおいしくてボリューム満点。キュートでノスタルジックなスイーツにはつい笑顔になってしまう。

これからの季節は近隣の緑あふれる公園のベンチで、ザ・メイフェア・ミールディールでピクニックを楽しむのもおすすめだ。

Claridge’s Bakery
クラリッジス・ベーカリー
Brooks Mews, London W1K 4HR
営)8:00〜18:00(月〜金)、9:00〜16:00(土、日)
https://www.maybourne.com/

坂本 みゆき

ライター

在英ライター。得意ジャンルはアート、デザイン、ファッションなどカルチャー・ライフスタイル全般。近年はサステナビリティ、エコロジー、インクルージョンにも興味あり。好きなものはコットンポプリン、ギャバジン、ウールメルトン、手仕事、音楽、美術館と博物館、紙の読みもの。