春から夏への移ろいを軽やかに表現。ボッテガ・ヴェネタ2027年春夏コレクション。

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2026年9月26日(現地時間)、ボッテガ・ヴェネタのショーが開催された。客席は、ウクライナ出身のアーティスト、イリヤ・ゴールドマン・グービンによる、樹脂でコーティングされた段ボールのスツール。手仕事で仕立てられた柔らかなレザー製のチューリップ、シャクヤク、ユリといった花々が置かれていた。

英国出身のルイーズ・トロッターは2025年初めにクリエイティブ・ディレクターに就任したことで今ミラノに住んでいるが、どうやらこの都市にすっかり魅了されているようだ。先シーズンはブルータリズム建築のようでいて官能性も持ち合わせている面にフォーカスしていたが、今季はミラノでの暮らしで鮮明に感じた春から夏への季節の移ろいを表現したという。

ショーはナチュラルなカラーリングからスタート。ビッグサイズのバッグが存在感を放つ。

軽やかなテーラリングやレザー、男性らしさと女性らしさの境界を自由に行き来するようなスタイルが続き、中盤では春を思わせるパステルカラーの組み合わせも。

いつものようにイントレチャートをはじめとする技巧を極めたクラフトも目を引いた。

ドレープが美しいラストルックはケンダル・ジェンナーが着用。ファーストロウから交際中のジェイコブ・エロルディが見守っていたことも注目を集めた。

先シーズンに引き続きハットが印象的にスタイリングされたルックが多く見られ、新しいバランス作りも試みたのかもしれない。ともあれ、コレクション全体に流れるムードから感じ取られるように、トロッターは新天地に刺激を受けながらリラックスしてものづくりができているようだ。

  • photography: BottegaVeneta text: Itoi Kuriyama