ひと口で虜になる、富山の「昆布おはぎ」。【おやつの時間ですよ!】

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全国47都道府県のおやつを巡る連載「おやつの時間ですよ!」。郷土菓子とはちょっと違うけれど、地元の人に愛される、隠れた銘菓をご紹介!


富山県(14/47)

お菓子処はとやの昆布おはぎ

昆布の消費量が多い富山県では、昆布を使ったご当地グルメが実に豊富。おにぎりでさえ海苔ではなく昆布で巻く文化が根付いていて、それが全国のスタンダードに成り得る王道のおいしさなのだが、「昆布おはぎ」もまた、その例に漏れない驚きの傑作なのだ。

昆布おはぎ 1個 ¥220

1882(明治15)年創業のお菓子処はとやでは、3種類の昆布を纏わせるのがこだわり。見た目はおにぎりのようだが、もち米の中にはみずみずしいあんこがみっちりと詰まっている。ひと口頰張れば、黒とろろ、おぼろ昆布、刻み昆布それぞれの旨味と磯の香りが豊かに広がり、絶妙な甘じょっぱさが後を引く。主食級の満足感とおやつの喜びを同時に満たしてくれる、愛すべき逸品だ。

お菓子処はとや
0766-67-0463
https://hatoya.biz/

田辺 千菊

エディター/ライター

東京出身のエディター、トラベルライター。「食と暮らし」をテーマに世界を旅し、各地の文化を伝えている。学生時代はウィンドサーフィンに打ち込み、全国を巡る中で地域の食文化に魅了され、食べ歩きに目覚める。現在は東京を拠点に、奄美大島や与論島、壱岐島、唐津にも生活の場を持ち、年間の半分を地方で過ごしている。

*「フィガロジャポン」2026年11月号より抜粋