バリボリ食感がやみつきに。奄美大島の定番「ごまざた」とは?【おやつの時間ですよ!】
全国47都道府県のおやつを巡る連載「おやつの時間ですよ!」。郷土菓子とはちょっと違うけれど、地元の人に愛される、隠れた銘菓をご紹介!
鹿児島県(10/47)
豊食品工業所のごまざた
初めて奄美大島を訪れたのは大学時代のこと。東京育ちの目に映る島の食文化はどれも新鮮で、こと黒糖菓子のバリエーションの豊かさは、未知なるワンダーランドだった。その中で、名前に惹かれて思わず手に取ったのが「ごまざた」だ。奄美では砂糖のことを「ざた」と呼び、昔は溶かした黒糖にゴマを混ぜ、弁当箱に流し込んで保存食にしていたという。その塊を薄く延ばし、「ごまざた」と名付けて世に送り出した元祖が豊食品工業所だ。

60年以上愛され続ける理由は、その不規則かつ絶妙な薄さ。ゴマの香ばしさも相まって、バリボリ食感がやみつきに。おやつとしてはもちろん、大人になったいま、黒糖焼酎のアテにする楽しみも覚えてしまった。
豊食品工業所
0997-52-0613
https://yutakashokuhin.com/
*「フィガロジャポン」2026年7月号より抜粋