秋のラトビアへVol.2|石鹸作りやチーズ作りを体験。ラトガレ地方で出会ったあたたかなおもてなし。【1枚から始まる旅と私のタカラモノ】

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モデル/フォトグラファーMIKIのフォトエッセイ「1枚から始まる旅と私のタカラモノ」。日々、自分へのご褒美と旅が人生のサプリメント。大切な旅の記憶とタカラモノをご紹介します。


みなさん、こんにちは。
今日はラトビア旅の続きをシェア。

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首都リーガから南東に位置するラトガレ地方は
自然豊かな美しい田園風景や湖が広がるエリア。
田舎を旅するのが好きな私はとても楽しみに。

景色がみるみる移り変わり
車窓からの眺めにも心のエネルギーがチャージされる。

途中、歴史的地域セーリヤ地方の
イェーカブピルスにある「Selonian Farm(セロニアン ファーム)」を見学。
リーガからは車で約2時間半の移動。
ここではセーリヤ地方における、
19世紀の農家建築6棟(住居、穀物庫、小規模な納屋、鍛冶小屋、風車、サウナ)や
農家が使っていた道具や生活用品を見学することができます。

当時の民族衣装が素敵~!
男女ともに、服やストールを胸元で
留める金属製のブローチ(サクタ)が
アクセント!
地域ごとにデザインや模様が異なり、
ラトビアの文化を象徴する伝統工芸品のひとつ。

衣装に合わせる最も伝統的な革靴「Pastalas(パスタラス)」は
軽くて足にフィット。現代のお祭りでも欠かせないアイテムなのだそう。

ラトガレの歴史を感じながら
次に石鹸作りのワークショップを体験。
芍薬、キンセンカ、カモミール、ライラック、セントウレア、
ラベンダー、ペパーミントなど好きな花やハーブをブレンド。

古くから日常的に愛飲されている
菩提樹のお茶(リンデンフラワーティー)でブレイク。
ほんのりと甘くハチミツのような上品な香りで
とても優しい味で飲みやすい。

石鹸が固まるまでの時間、野外見学へ。
野外博物館『セロニア・ファーム』の責任者、アニタ・レヤさん。19世紀後半の伝統を受け継ぐ縦縞のスカートがとってもお似合い。

当時の農村の暮らしを再現したプログラムで
私も天秤棒を肩に担いで桶で水を運ぶ水汲みを体験したよ!

そして穀物の製粉、羊毛の紡ぎ、鍛冶作業といった
農作業から伝統的な手仕事まで、さまざまな当時の暮らしぶりを体感することができました。

わぁ! 石鹸が出来上がりました~。
なんてきれいなんでしょう。

アニタさん、丁寧な説明、ありがとうございました。

博物館入場料3ユーロ
石鹸作り 3ユーロ(ソープ、ボディスクラブ、バターやキャンディーなどアクティビティあり)

続いて向かったのは、伝統的なチーズ作りが体験できる
「Simani Farm(スィーマニ農園)」へ。
3代目のヤーニスさん、イロナさんご夫婦が営み、
1936年に曽祖父がこの地に家を建てたことから始まった、
家族経営のアットホームな農場。

チーズ作りをはじめ、ミツバチの飼育や
6年前からはブルーベリーなどの栽培も手掛けているのだそう。

看板犬のカルメロくん、初めまして!

酪農国でもあるラトビア。
セーリヤやラトガレ地方は豊かな自然の中で培われた
伝統的な酪農と手作りチーズの文化が根強く残っている地域なんだね。

早速チーズ作りを体験。
温めた牛乳にカッテージチーズを加えて固める、伝統的な製法。

みるみるうちに固まり、しっかり絞ります。
おや!? 看板犬カルメロくんもチェック!? 笑

保存期間を長くするため
重石をしてさらに15分かけて水分を抜きます。
初めてのチーズ作り、楽しい!

体験後は、ベリーやリンゴ農園も見学。
最近ではジャム作りにも力を入れてるそう。

ランチはお庭で。
ご夫婦のあたたかいおもてなしをいただきました。
最高に気持ちよかった。

中でもメインのププ ピカス(豆のコロッケ)がとても好みで
素材の旨みが口の中でじゅわ~っと広がり
感動的なおいしさでした。

デザートはセロニアの家庭の味。
チーズにベリーがたっぷり入って、さわやかな味わい。

とても貴重な体験ができて大満足。

ヤーニスさん、イロナさん、ごちそうさまでした。

お土産にいただいたハチミツ入りのベリージャム。
帰国してから食べてみたら、ものすごくおいしい。濃厚なハチミツにベリーの酸味、最高!
追加でもっと買ってくればよかったと激しく後悔。
ぜひおすすめです◎

ラトガレ方面へ行かれる際は
スィーマニ農園へ! おすすめだよ。

翌日、セーリヤから
東に位置するラトガレ地方、テイルムニーキへ。
テイルムニーキは、ラトビア最大の湖であるルバーンス湖の近くに位置している自然保護区内にある湿原「Teirumnīki Bog Trail(テイルムニーキ ボグ トレイル)」を散策。

自然散策路は全体で約1.5km。そのうち湿原を通る遊歩道が800mにわたり整備されています。
テイルムニーキ湖、湿原特有の植物や花を観察。

ガイドのアンナさん、
水苔を手に取り、絞った水を飲みながら
「とてもクリアでおいしい。傷にも効果あるのよ!」と。

天然のクランベリーだ!
酸っぱい! 自然の恵みね。

湿原に自生する草、イソツツジ(野生のハーブ)は
ハーブティーとして飲まれているそう。
風邪気味、喉にも効果があるそうで
古くから自然の恵みを利用する文化が根付いてる。

希少な植物、ヤチツツジの小さな花が
とてもかわいかったな。

ベストシーズンは5月終わりから6月初旬。
「9月から少しずつ紅葉も始まり、寒くなるにつれて一面黄色く染まりゴールドカラーでとっても美しいのよ」とアンナさん。

コースラストの立派な松の木々も美しい。
自然の驚異に圧倒されます。最高のグリーンチャージだった。

散策の後は、アンナさんご夫婦が営む
ルバーンス湖畔の漁師の家「Zvejnieki(ズヴェイニエキ)」でブレイク。
木のぬくもりを感じるアットホームな雰囲気がとても心地いい。

伝統的な燻製湖魚に地元の食材たっぷりのおもてなしが素晴らしい。
アンナさんの夫、アーティスさんが釣った魚が見事!

クロスにうつわ、カトラリーも素敵だなぁ。
アンナさんのセンス、とても好み。

コイの燻製をはじめ、パイクパーチ(白身魚)のオーブン焼きは
ビーツやポテト、ズッキーニも盛りだくさん。
燻製湖魚、初めて食べたよ。
オーブン焼きも身がやわらかくてハーブの味付けも◎
おばあちゃんの家に遊びに来たようなあったかいおもてなし、
おふたりの人柄を感じる食卓でした。

ガイドのアンナさんと夫のアーティスさん。

ふたりとも素敵な笑顔だなぁ。
別れ際、ハグして私もいっぱいチャージできました。
ありがとうございました。

ラストはアンナさんの庭の猫。
旅人を静かに歓迎!? 笑

遥か遠く日本から
ラトビア南東部のラトガレ地方へ旅して
この地で暮らす人々のやさしさとあったかいおもてなしを
たくさん感じて改めて旅っていいな! って思いました。
もっともっと旅がしたくなった。

次回はラトガレ地方の続き
いちばん楽しみにしていた黒パン作りやマナーハウスの見どころをシェアするね。

みなさん、いつも読んでくれてありがとう。

MIKIの立ち寄りスポット

Selonian Farm
セロニア・ファーム(イェーカブピルス歴史博物館の野外博物館)
https://www.jekabpilsmuzejs.lv/lv/selu-seta/
★Google Map

Simani Farm
スィーマニ農園
https://visit.jekabpils.lv/en/objekti/map/saimnieciba-simani-/
★Google Map

Teirumnīki Bog Trail
テイルムニーキ ボグ トレイル
https://rezeknesnovads.lv/viesiem/aktivaatputa/teirumniku-purva-taka/
★Google Map

Zvejnieki
ズヴェイニエキ
https://latgale.travel/listing/fisherman-inn-zvejnieki/
★Google Map

ラトビア政府観光局(LIAA)
https://www.latvia.travel/ja
Latvia Travel
https://www.instagram.com/latviatravel/

MIKI

モデル/フォトグラファー


20代からフィルムカメラで欧州をメインに旅の記録を撮り始め、その後Rolleiflexと出合い、3872枚から厳選した62枚に言葉を添えた写真集「Rollei Life」を出版。50代をさらに楽しむためLEICAQ3を旅の相棒に迎え、夫婦でLEICA LIFEを楽しむ。リノベーションした坂の上に暮らし、ライフスタイルを紹介したInstagramは温かみのある写真と文章が人気。現在はフォトグラファーとして旅や料理など自然光での撮影を得意とし、また自身もモデルとして数々のCMや広告で活躍中。Prestige所属。