トスカーナの古城とヴィンテージカーの競演。

Culture

日伊文化交流会「源の会」が企画した、女性写真家ニシカワヨシエの目を通して、イタリアの古城とヴィンテージカーとの対峙を切り取った写真展がおもしろそうだ。
古き時代への憧憬を、トスカーナ地方の古城とマセラティというカーマニア垂涎のヴィンテージカーの洗練した佇まいを、ファンタジックな世界観でミックス。すべて初公開の撮りおろし写真となっている。

「源の会」とは、カルロ・ロマーリオを会長とする、日伊友好と両国の伝統や文化への感動とパッションを共有しようと発足された非営利団体。ロマーリオ会長の発案で、ニシカワが南トスカーナの古城を舞台に撮影がスタートした。かかった期間は2年。
イタリアでは15世紀から17世紀前半に107回も攻城が繰り返されたという。ニシカワのテーマである 「光と影」「月と時」を軸にヴィンテージカーと古城は、かつての戦いを彷彿させるイメージでクリエイションされた。

ニシカワヨシエは、1983年にロンドンでフォトグラファーとしてのキャリアをスタート、その後80年代後半から90年代前半にかけて東京で活躍していた。96年、ベースをミラノに移し、伊「ヴォーグ」、ゼニア、ロロ・ピアーナなど、イタリアのクライアントを中心に活動。イタリアプロフェッショナル写真家協会主催コンペティションで、ファッション部門第1位、総合グランプリ、グラムール部門で第1位を受賞した。
現在はアート活動の方向にシフトし、本年はイギリスの第12回マーガレット・キャメロンアワードのグラムール部門で最優秀賞、女性が選ぶ女性の美部門特別賞、ファインアート部門優秀賞を獲得している。

ニシカワが捉えた唯一無二の世界観と、この機会にぜひ出合ってほしい。

ニシカワヨシエ『イタリアの古城とクラシックカー《 Macchine da assedio ~攻城 月の影見ゆ~ 》』
期間:2019年10月17日(木)~11月16日(土)
会場:パークホテル東京 汐留メディアタワー  Corridor Gallery 34(東京都港区東新橋1-7-1)
開)11時~17時
入場無料

texte : NORIKO FUJIMOTO

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/culture/191015-vintagecar-photo.html