
3月1日(日)、第32回アクター賞の授賞式が行われたロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムに、熱い視線が集まった。レッドカーペットを彩った珠玉のルックを振り返る。

ルイ・ヴィトンを纏ったエマ・ストーン。2026年度、第32回アクター賞(旧:SAG賞)(ロサンゼルス、2026年3月1日)photography: Kevin Mazur / Getty Images
アカデミー賞という最も権威ある式典を目前に控えた、注目の一夜。3月1日(日)、セレブたちはロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムに集い、第32回アクター賞に出席した。これは、映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟がその年を代表する俳優たちを表彰する賞である。そして今年はひとつの新たな試みがあった。式の名称が全米映画俳優組合賞(SAG賞)から「アクター賞」へと改められたのだ。さらに、この名称変更にとどまらず、レッドカーペットでは史上初めてドレスコードが設けられた。「1920年代から1930年代のハリウッド・グラマーを再解釈すること」。この指示は、招待客たちによって文字どおり忠実に実践された。
ハリウッド・グラマー

スキャパレリのドレスを纏い、ハリー・ウィンストンのジュエリーを身につけたデミ・ムーア。2026年度、第32回アクター賞(旧:SAG賞)(ロサンゼルス、2026年3月1日)photography: JC Olivera / Variety via Getty Images
羽根飾り、シャンパンカラー、アールデコ調のダイヤモンド……。大胆さと自由なシルエットが際立った1920年代から、クラシックなエレガンスと控えめな洗練へと回帰した1930年代まで。スターたちは、レッドカーペットをまるで遊び場のように使いこなし、今回のドレスコードへの敬意とそれぞれのスタイルセンスを存分に披露した。

トム ブラウンのドレスを纏い、ティファニーのジュエリーを身につけたテヤナ・テイラー。2026年度、第32回アクター賞(旧:SAG賞)(ロサンゼルス、2026年3月1日)photography: Earl Gibson III / Deadline via Getty Images
なかでも、ひときわ優雅さで際立った人物もいる。ここ数週間、見逃せない存在となっている女優テヤナ・テイラーだ。今年のゴールデン・グローブ賞で助演女優賞を受賞した彼女は、今回も視線を独占した。まるで身体に直接描かれたかのようなトム ブラウンのオーダーメイドドレスで登場した。一方、デミ・ムーアは、黒のスキャパレリの豪奢なドレスで現れた。黒いドットが散りばめられた白のチュールのトレーンがあしらわれ、圧倒的な存在感を放っていた。

プラダのスーツを纏ったティモシー・シャラメ。2026年度、第32回アクター賞(旧:SAG賞)(ロサンゼルス、2026年3月1日)photography: Kevin Mazur / Getty Images
男性陣もまたドレスコードをしっかりと守っていた。マイケル・B・ジョーダン、アダム・ブロディ、そしてポール・メスカルはいずれも、レッドカーペットでそれぞれの個性を打ち出す装いを披露した。主演男優賞の最有力候補と目されていたのは、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』での演技が高く評価されていたティモシー・シャラメ。しかし、結果は惜しくも受賞ならず。

最優秀男優賞を受賞したマイケル・B・ジョーダン。2026年度、第32回アクター賞(旧:SAG賞)(ロサンゼルス、2026年3月1日)photography: Michael Buckner / Variety via Getty Images
栄冠は『罪人たち』のマイケル・B・ジョーダンに輝いた。恋人カイリー・ジェンナーを伴わずに出席した30歳のティモシー・シャラメだったが、会場では終始笑顔だった。光沢のあるシルク混素材のプラダによる白いダブルブレストのカスタムオーダータキシードに、プリーツ入りの白いポプリンのドレスシャツ、そしてブラックのシルクモヘアのパンツを合わせた装いで登場した。実にシックなスタイルだった。
アクター賞に集合したセレブたち
From madameFIGARO.fr
text: madame.lefigaro.fr translation: Hanae Yamaguchi
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/celebrity/260303-32nd-actor-awards.html

