update:2024/05/15
2013年に3ツ星レストラン「ル・ムーリス」のシェフを退任していたヤニック・アレノが、2014年7月、やはり3ツ星の「ルドワイヤン」のシェフに就任。シャンゼリゼの林の中に立つパヴィヨン・ルドワイヤンは1850年の建築で、ガストロノミーのフロアはロビー中央の大階段を上って2階に位置する。この歴史ある場所で、アレノがいま新たに取り組んでいるのはソース。従来の煮詰めるという手法や発想に囚われず、より深く純粋なエキスを探求し、新しい味を見つけることがテーマだ。「フランス料理におけるソースは、文中の動詞と同じ存在。動詞がなければ単語の羅列だろう?」という言葉を具現したフレンチの真髄と最新のクリエイションを体験したい。

木立の向こうはシャンゼリゼ。緑を感じる昼間も、街灯の明かりが見える夜も、それぞれ魅力的。ドレスアップして出かけたい。

ホタテ貝に、キャビアをのせた前菜。根セロリのエキスをバターと合わせたソースと。「Vapeur de Noix de Coquilles Saint-Jacques au Caviar, Jus de Céleri Moderne」47ユーロ

海苔とコロンナータ産ラルドを散らしたマトウダイに、バターでフォンデュしたポロネギ、菊芋のエキスにバターを加えソースにしたメイン「Saint-Pierre Iodé, Cuit à la Juste Température」105ユーロ

サブレにキャラメルチョコのクリームを詰め、ホワイトチョコと白トリュフのガナッシュをのせたデザート「Fuseau Croustillant au Chocolat et Caramel,Truff e Blanche d’Alba à la Fleur de Sel」52ユーロ

シャンゼリゼに面してはおらず、小路を入るとこの館が現れる。

Yannick Alléno
ヤニック・アレノ
2003年に「ル・ムーリス」のシェフに就任し、翌年2ツ星を、2007年には3ツ星を獲得する。2011年からは自身の名を冠する雑誌『Yam』を刊行。昨年7月、「パヴィヨン・ルドワイヤン」のシェフに就任。