齊藤工 活動寫眞館・弐拾捌 高橋メアリージュン。
「齊藤工 活動寫眞館」について
俳優、斎藤工。そして、映画監督、齊藤工。表舞台であらゆる「人物」を演じ、裏方にまわり物語をクリエイトしていく。齊藤工がいま見つめるものとは、何か。彼自身がシャッターを切り、選び出す。モノクロームの世界に広がる、「生きた時間」を公開していきます。今回は、スペシャルドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」で斎藤と共演した高橋メアリージュンが登場。
先月、多くのファンに待ち望まれた日本テレビ系「臨床犯罪学者 火村英生の推理」がスペシャルドラマとして放送された。さらにその直後からHuluオリジナルストーリーが独占配信され、3年半という月日を感じさせない火村(斎藤工)とアリス(窪田正孝)、そしておなじみのキャラクターたちが、新たなストーリーで観る者を魅了した。
地上波で放送された「ABCキラー」編において重要な鍵を握る、パーカッション奏者の花井唯子を演じたのが、高橋メアリージュン。
窪田演じるアリスを惹きつける快活な笑顔、斎藤演じる火村の冷徹な言動にもたじろがない毅然とした強さ……。
しかしながら、写真家・齊藤工がとらえた高橋メアリージュンは、唯子とは対照的と言っていいほどの静謐さを纏って、モノクロームの世界に佇んでいた。凛とした漆黒の瞳が、ずっと印象に残る。
「いつも圧倒的な存在感のメアリージュンさん。ドラマのクライマックスのかなりハードな撮影後にお時間をもらいましたが、役柄の残り火のような揺蕩う炎を感じました」
「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」
Huluにて「ABCキラー」編、Huluオリジナルストーリー「狩人の悪夢」編を配信中。
www.hulu.jp/criminologist-himura-and-mystery-writer-arisugawa-2019
モデル、俳優。「横浜・湘南オーディション」でグランプリを獲得、芸能界デビュー。2006年から「CanCam」の専属モデルを務める。12年、NHK連続テレビ小説「純と愛」で俳優デビュー。以降、映画やドラマ、舞台などで活躍。主な出演作品は映画『闇金ウシジマくん』(14年、16年)、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14年)など。18年、著書『Difficult?Yes. Impossible? ...No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』(KKベストセラーズ刊)を刊行。19年、テレビ朝日系ドラマ「東京独身男子」、日本テレビ系ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」で斎藤工と共演。
TAKUMI SAITOH
移動映画館cinéma bird主宰。長編初監督作『blank13』(18年)が国内外の映画祭で8冠獲得。台湾、韓国でも公開された。昨年末、パリ・ルーヴル美術館のアート展にて白黒写真作品が銅賞受賞。日本代表として監督を務めたHBO Asia “Folklore” 『TATAMI』が10月30日、11月2日に東京国際映画祭にて上映。同企画第2弾“Foodlore”にも参加。企画・制作・主演を務める『MANRIKI』が11月29日に公開。企画・脚本・監督・撮影の『コンプライアンス』が来年2月公開予定。21年公開予定の『シン・ウルトラマン』では主演を務める。
【関連記事】
齊藤工 活動寫眞館・弐拾漆 窪田正孝。