ハンブルクで披露された、シャネルのマリンスタイル。
Le cercle Chanel
シャネルが誇る繊細かつ多彩なクラフトマンシップが主役のメティエダールコレクション。12月6日に、2017/18年メティエダール コレクション パリ-ハンブルクがカール・ラガーフェルドの故郷であるドイツ・ハンブルクで発表された。
会場となった街の湾岸エリアの中心部に建つ、ヘルツォーク&ド・ムーロンによるコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルクでは、オーケストラが奏でる優雅な音楽をバックに、ニットのルックを纏ったアナ・イワーズが登場し、ショーの幕が開いた。
2017/18年メティエダール コレクション パリ-ハンブルクの会場となった、湾岸エリア中心部に位置するエルプフィルハーモニー・ハンブルク。 ©CHANEL
Look 1、Look 4 ©CHANEL
Look5、Look 8 ©CHANEL
Look 35、Look 85 ©CHANEL
フィナーレ。 ©CHANEL
ドイツの港町、ハンブルクにヒントを得たシックなマリンスタイルをシャネルらしく解釈した最新のコレクション。湾岸地域にある煉瓦のビルなどがインスピレーションになった模様が編み込まれたニット、救命ブイや貨物船のカラフルなコンテナ型のバッグ、さらにはノットモチーフのコスチュームジュエリーなど、テーマ性を色濃く反映したシャネルらしい遊び心のあるモダンなマリンルックが印象的だ。
美しいフォルムのPコートとフロントにダブルボタンを飾ったワイドパンツ、そしてレザーのライダースジャケットからのぞくファーのセーラーカラーなど、マスキュリンなスタイルもシャネルらしいエレガンスが香る。メゾンのアイコンのひとつであるツイードのスーツも、今回はセーラー襟でチャーミングな雰囲気に仕上げた。
photo : BENOIT PEVERELLI
photo : BENOIT PEVERELLI
photo : BENOIT PEVERELLI
>>ハンブルクに駆けつけた、煌びやかなセレブリティたち。
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ハンブルクに駆けつけた、煌びやかなセレブリティたち。
今回もショーをお披露目したハンブルクの会場には、世界中から名だたるセレブリティたちが集結。カールのお気に入りでもある女優のリリー=ローズ・デップ、そして日本からも菊地凛子や小松菜奈らが駆けつけた。
「私がこれまでに観たシャネルのショーは、いつもコレクション発表という域を超えていたわ。毎回、ショーではストーリーが語られ、単に洋服の物語だけに留まらず、場所や音楽などさまざまな要素が展開されていく」とは、女優のクリステン・スチュワート。煌びやかな世界の住人であるセレブリティたちをも虜にするシャネルの美しく、豊かな世界を存分に堪能できる一夜となったようだ。
クリステン・スチュワート ©CHANEL
リリー=ローズ・デップ ©CHANEL
ティルダ・スウィントン ©CHANEL
小松菜奈 ©CHANEL
エリー・バンバー ©CHANEL
菊地凛子 ©CHANEL
texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : KAORU MASUI ( [tsukuru] )