始めよう、エシカルな私たちのためのフェムケア。

女性の心身って、とても敏感です。
毎月の生理で、女性ホルモンは激しくアップダウン。
生理の前は妙に食欲が出て太っちゃうし、なんだか全体だる重い。
よく考えてみると、毎月身体から出血するなんて、当たり前に受け止めているけど、大変な出来事です。
そんな変化の中で、毎日、仕事したり、勉強したり、自分磨きをしたり、一生懸命に生きている。
私たち、本当によくやってる。
「ありがとう」「お疲れ様」と、自分をねぎらって褒めてあげたいものですね。

photo: iStock

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フェムケア・フェムテックとは？

そんな女性の変化し続ける心身のためのスペシャルケアのことを「フェムケア（Femcare）」と言います。
「Feminine（女性の）」と「ケア（Care）」の組み合わせて作られたワードで、
アプリやデバイスなど、テクノロジーを使ったグッズや仕組みが「フェムテック（Femtech）」。
こちらは「Female（女性）」と「Technology（技術）」を組み合わせて作られたワードです。

月経関連や妊娠・不妊、産後や子育て、セックスやデリケートな部分のケア用品まで、
女性特有の性やホルモン分泌に関連したお悩みを解決してくれる製品やサービスがいろいろと生まれています。

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まず、身近なところでスタートしやすいのが、月経用品です。

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●オーガニックコットン100％ナプキン

一般的なナプキンは、環境にも負担がかかるリスクがあります。
吸水ポリマーは石油由来の原料で、これから脱炭素社会に向けては使用を控えたいものです。
それに、化学繊維が直接デリケートな肌に当たることで、かぶれの原因にもなります。
環境にも肌にも優しいオーガニックコットン100％のナプキンは、ドラッグストアでも手に入るようになりました。アパレルやライフスタイルショップにも並んでいます。
吸水力ではやや劣るので、経血量の少ない日から試してみては？

●吸水ショーツ

使い捨てのナプキンに代わって登場したのが、吸水ショーツです。
生理の日にも、ナプキンを使わず、一般的なショーツのように履くだけ。
経血を吸収するパッドがショーツと一体になっています。
見た目は、すっぽりとお尻を包むタイプから、レーシーで普通のショーツと変わらないデザイン性の高いものまで。
吸水量は、多い日や睡眠中にも使える大容量からちょっとした量を吸う程度のものまで。
各社からたくさんのバリエーションが出ているので、デザイン性と機能性を加味して検討し、使うのがおすすめです。
多くのメーカーは、消臭繊維や抗菌繊維で気になる臭いも抑えてくれる優れもの。

私自身は、オーガニックコットン100％のナプキンと吸水ショーツを日によって使い分けています。
というのも、吸水ショーツでは、大容量タイプでも多い日には横漏れしてしまったことがあるため、まるまる生理中に使うことはできませんでした。
いまは、生理の予感がする日には念の為、吸水ショーツを履いておき。
1日目までは吸水ショーツ。2日〜3日目の多い日には、吸水ショーツにナプキンを併用。4日目から量が減ったら吸水ショーツに戻しています。

ゴミも出ないので、最もエシカルな生理用品と言えますし、ゴワゴワしたナプキンからもフリーになれます。
ぜひ一度試してみてくださいね。

次回は、具体的な選び方や洗濯の仕方などをご紹介します。