シャネルの扉 #06
カーラ・デルヴィーニュが纏う、シャネルの新作アイウェア。
Toc Toc Chanel
April 27, 20162016年春夏、シャネルのアイウェア広告のキャンペーンビジュアルの顔に抜擢されたのは、若手女優として活躍中のカーラ・デルヴィーニュ。シャネルとカーラの関係は、2012年、彼女がまだモデルして活動中だったころから始まった。ランウェイショーに登場するのはもちろん、2014-15年秋冬 プレタポルテコレクション、2014-15年パリ―ザルツブルク メティエダールコレクションの広告キャンペーンにも起用されている。さらには、カール・ラガーフェルドが監督したショートフィルム『Reincarnation』にも主役のひとりとして出演したカーラが今季、またシャネルのムードを体現するアイコニックな旬の女性として、アイウェアのキャンペーンに華を添える。撮影を担当したのは、カール・ラガーフェルド。
「CHANERL AIRLINES」と名付けられた春夏の最新コレクションの中から、ツイードとコットン素材のキャップ、ツイードのジャケットにグログランリボンのボウを飾ったノースリーブのシルバートップに身を包んだカーラ。写真の主役は、レーザー加工のキルティング柄がほどこされたミラーマスクだ。まるで空中を漂っているかのような青一色で表現されたビジュアルが洗練されたフューチャリスティックな世界へと誘ってくれる。
その他、今回のキャンペーンには、メゾンのアイコニックなエレメントであるバイカラーを再解釈し、タイダイのモチーフからもヒントを得た「プランソレイユ コレクション」やカメリアが着想源の「ビジュー アイウエアコレクション」も登場。さらに、最新の技術と熟練の職人技によって作り出されるアイウェアの製作プロセスをムービーに落とし込み公開している。革新的な技術と伝統的な手仕事。シャネルならではの、その完璧な融合を美しい映像とともに楽しみたい。
texte: TOMOKO KAWAKAMI