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シャネルの扉 #07

シャネルのアイウェアで、夏仕度。

Toc Toc Chanel

May 11, 2016

今年で誕生4年目を迎えたシャネルのビジューアイウェアコレクション。毎年、メゾンが大切にしているコードの中からテーマを選び、展開されるこのコレクションが今回、着想源として選んだのがマドモアゼル・シャネルが愛した花、カメリアだ。昨年12月、ローマの歴史的な映画撮影所「チネチッタ」で発表された2015/16年メティエダールコレクション"パリ イン ローマ"のショーに登場した新作のアイウェアは、どれもロマネスクとバロックの色調を取り入れた個性溢れるデザインが特徴的。テンプルに飾ったゴールドメタルやシルバー、ルテニウムを使ったカメリアがエレガントなアクセントになっている。フレームに調和するさまざまな色を手作業でエナメル着色したもの、そしてレリーフ効果を高めるラッカー加工を施したものと2種類のカメリアを配し、そこにさり気なく小さなCCマークを添えた。さらにカメリアの花びらのような形をしたフレームによってアイブローのラインが強調される仕上がりに。このエレガントでノーブルなデザインは、女性的な魅力を纏ったイタリア風の「ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」へのオマージュを捧げている。また、イタリアらしいグラマラスな雰囲気も印象的だ。サングラスのシェイプは細めのキャットアイ、丸みのあるキャットアイにマキシスクエア、レトロバタフライの4種類が揃っている。

©CHANEL

ビジューアイウェアコレクションより。左:¥124,200 右:¥100,440 ©CHANEL

ビジューアイウェアコレクションより。各¥124,200 ©CHANEL

手作業でのエナメル着色やラッカー加工で表現されたカメリア、小さなCCマークは芸術作品のような美しさ。 ©CHANEL

この夏、新たに登場するアイウェアのカプセルコレクションは、2種類のフレームがラインナップ。オーバルとバタフライシェイプのサングラスは、60年代風のフローラルモチーフで飾られたヴィンテージテイストも魅力のひとつだ。半透明のアセテートにソフトで明るい色合いのプリントを載せたこの最新作は、ピンクやフレッシュブルーの他、アンバーとブラウン、グレーとグリーンのコンビネーションで展開され、メタルで縁取られた美しいフレームでモダンかつクリーンな印象を演出する。グラデーションを付けた偏光レンズはフレームカラーにマッチした色合いで、紫外線と反射防止機能にも優れており、かけ心地のよさもお墨付き。

カプセルコレクションより。左上、左下:各¥50,760 右上、右下:各¥45,360 ©CHANEL

texte: TOMOKO KAWAKAMI

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