シャネルの扉 #14
ポップなムード漂う、プレコレクション。
Toc Toc Chanel
August 24, 20162016/17年秋冬 プレコレクションのキャンペーンモデルを務めるのは、ローマ出身のベテランモデル、マリアカルラ・ボスコーノ。透き通るような肌に漆黒のショートヘア、そしてスモーキーアイが魅力的なマリアカルラがシャネルの最新作を纏い、カール・ラガーフェルドが構えるカメラの前でダイナミックに躍動する。ポップな60年代のムードが溢れるモノクロームのキャンペーンビジュアルが目を引く今秋冬のプレコレクション。
キーになるのは、やはりメゾンを代表するマテリアル、ツイードだ。ブラックとホワイトの千鳥格子のツイードは、モダンなフード付きパーカースタイルのコートに落とし込み、ファンタジーツイードを使った最旬のオーバーサイズジャケットも提案。そして、シャネルの定番バッグである2.55もブラック、グレー、クリームの千鳥格子柄のツイードをあしらった新デザインで登場する。シャネルのコードカラーであるブラックもさまざまな表情で取り入れられた。定番のリトル ブラック ドレスを現代的かつ開放的なデザインに昇華したサテンのジャンプスーツのルックでは、ネイビーのツイードとブラックを組み合わせることで、黒の存在感が際立つ仕上がりに。
Accessories
シンプルで小粋なアクセサリーたち。
アクササリーを最小限に抑えた今回のプレコレクション。その潔く、シンプルなクリエイションによって、洗練されたデザインがより引き立つシーズンに。軽やかで小粋なパリっぽさを感じさせる最新のアクセサリーにも注目したい。
texte: TOMOKO KAWAKAMI