シャネルの扉 #21
舞台はリッツ・パリ、現代の“カフェ・ソサエティ”。
Toc Toc Chanel
December 14, 2016シャネルのクリエイションを支える卓越したクラフトマンシップや、その歴史に裏付けされたクチュリエたちのテクニックにスポットを当てたメディエダールコレクション。2016/17年のメディエダールコレクションは、今年、リニューアルオープンしたホテル、リッツ・パリが舞台に。ガブリエル・シャネルともゆかりの深いこの老舗ホテルを「極めて国際的な場所」とカール・ラガーフェルドが賞賛するように、ここには古くからさまざまな国の人々が顧客として集うことでも有名だ。
このリッツ・パリのロビーやバー、サロンを現代のソーシャライトたちが行き交うモダンな社交場として、ストーリーを展開したカール。この日、モデルとしてランウェイデビューした新世代セレブリティのリリー=ローズ・デップ、そしてボブ・ディランの孫、レヴィ・ディランやカールのお気に入りでもあるアリス・デラル、カーラ・デルヴィーニュなど、世界で活躍するいまの“カフェ・ソサエティ”ともいえるメンバーが勢ぞろいした賑やかなショーとなった。
Celebrities
ランウェイと客席に華を添えるセレブリティたち。
もちろん、この日も世界各国のセレブリティがリッツ・パリに駆けつけ、ショー会場に花を添えた。ここのところ、シャネルのショーには欠かせない存在となっている歌手で女優のウィロー・スミスや、娘のリリー=ローズ・デップがモデルとして登場し、注目を集めたヴァネッサ・パラディなど、豪華なメンバーがずらり。「最初から、最後まで音楽に合わせて、ずっと踊っていたくなるショーだったわ。こんなに和やかで、みんなが笑顔になるファッションショーは、初めてよ!」とウィロー。今回は、ミュージシャンのファレル・ウィリアムズもモデルとしてランウェイに参加し、会場を盛り上げた。