パリ・マレ地区に誕生したオーヴェルニュ発「アポティカリ」。ハーブの恵みをイン&アウトで。
オーベルニュ地方でレンズ豆の産地として有名なル・ピュイ=アン=ヴレ。薬用植物にも恵まれたこの土地で、ハーブのブランドのApoticari(アポティカリ)が3年前に誕生した。ハーブティーを始め、スキンケア&ヘアケアのためのビューティプロダクトなどを扱う地元のブティックに続き、この秋、アポティカリがマレ地区に開いたのは12種のハーブを使うティザンヌリィ(ハーブティー専門店)である。

このハーブティー処では、オーベルニュ地方のハーブをベースにした暖かい飲み物、冷たい飲み物を提案。食後の消化や睡眠のために飲むイメージが強いハーブティーに、新たな視線をもたらさせる。ここではカモミールやヴェルヴェーヌ・シトロネル(レモンバーベナ)のようなクラシックなハーブティーだけではなく、アポティカリならではのオリジナルのクリエイティブなミックスが6種あるのが魅力だ。例えば、オルティ・ラテはイラクサのパウダー、オーツミルク、むぎのハーブ、白樺の芽をミックスしたホットドリンクである。オー・ドゥ・モーヴはあおいの花の煎じ茶に蜂蜜、レモン、発泡水、白樺の芽をミックスしたコールド・ドリンクだ。通りに面したメインスペースのカウンターで未知の植物に出会い、未知の味に親しみ……。 飲み物に加えてレンズ豆やブラックベリーなどのオーヴェルニュ地方の恵みを活かしたクッキーやマフィンも共に味わえる。


ドリンクの準備を待つ間、クリームやセラムなどのビューティプロダクトを販売する奥のスペースを覗いてみよう。60平米のブティックの内装を担当したのは、ポール・ドゥ・サン=モール。蒸留器を思わせる銅製の水道蛇口や、薬局のような引き出しなど、彼がインスピレーション源としたのは、オーヴェルニュ地方にあった古いオテル・デュウ薬局だ。ここはかつて大勢の旅人やお遍路さんたちを迎えた場所だという。


イン&アウト・ビューティを提唱するアポテカリのオーナーは、ル・ピュイ=アン=ヴレに5室の宿Auverge de la Placeも経営している。ここの地下にはスパ・アポティカリもあり、ケアには地元のクレイも活用。パリからさほどアクセスが難しくないので、花が美しい季節に訪れてみるのもいいだろう。
Apoticari
39, rue des Gravilliers
75003 Paris
営)11:00〜20:00(水~土)、13:00〜19:00(日)
休)月、火
@apoticari_official