敗退したセリーナ・ウィリアムズ、家族への感謝とともにテニスに別れを告げる。

Culture 2022.09.05

9月2日（金）に行われた全米オープンで敗れた後、計23のグランドスラムタイトルを獲得したチャンピオンは、感情を抑えきれなかったようだ。引退の瞬間であり、セリーナは別れの挨拶を述べた。

2018年全米オープンでのセリーナ・ウィリアムズ。（ニューヨーク、2019年9月9日）

「人生には、新しい道を歩むことを決断しなければならないときがきます」と、セリーナ・ウィリアムズは8月にヴォーグ誌に語っている。引退して家族のために全力を尽くすことを希望しているセリーナは、すでに6回優勝している全米オープンに8月29日から最後の出場をしている。

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9月2日（金）、大会3回戦が終了した時点で、女子テニス界最高の選手と言われるセリーナが、クロアチア選手のアイラ・トムリャノビッチに敗れた。そして、セリーナは、ニューヨークのアーサー・アッシュ・コートでテニスに別れを告げ、涙ながらに家族、特に姉のビーナス・ウィリアムズに感謝の意を表した。

"I wouldn't be Serena if there wasn't Venus."@serenawilliams @Venuseswilliams pic.twitter.com/C7RZXcf23E
— US Open Tennis (@usopen) September 3, 2022

「ビーナスがいなければ、セリーナにはなれなかった」

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ライバルそしてパートナー

「ビーナスがいなければ、セリーナにはなれなかった。だから、ビーナスに感謝している」と、スタンドに座っていた姉を見つめ、感情を必死にこらえようとしていた。「セリーナ・ウィリアムズが存在するのは、彼女のおかげなのです」とも述べた。アカデミー賞受賞作『ドリーム・プラン』の原作者である父リチャード・ウィリアムズに育てられ、指導を受けたセリーナとビーナスは、しばしばコート上で衝突を繰り返した。あるときはライバル（対戦回数約31回）、あるときはパートナーとして、ゆるぎない協力関係で女子プロ界の頂点に君臨してきた。世界ナンバーワンプレーヤーとなったセリーナ・ウィリアムズだが、彼女が最も見本にしたのは、いつも姉だった。

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父への感謝

23回のグランドスラム・チャンピオンに輝いたセリーナは、お別れのスピーチで、父親、母親、そしてテニスのキャリアを支えてくれたすべての人々に感謝の言葉を述べた。「ありがとう、お父さん。あなたが見守ってくれているのは分かっています。ありがとう、お母さん。何年も何十年も私のそばにいてくれた、ここにいるすべての人に感謝します。私の人生の中で最も信じられないような旅でした。そして、これまでセリーナ頑張れ！と応援してくれたすべての人に、本当に感謝しています」と涙ながらに述べた。

また、多くのスターが、27年間自分たちに夢を与えてくれたセリーナへの感謝の意を述べた。NBAで4度の優勝を誇るバスケットボール選手のレブロン・ジェームズは、セリーナのテニス人生に敬意を表し、「あなたの旅を追い続けたことは光栄でした。多くの人にインスピレーションを与えてくれたことに、ただただ感謝したいです」と述べた。

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The greatest to ever do it! @KingJames reflects on @serenawilliams legacy. #ThankYouSerena pic.twitter.com/0bRLhEsKQS
— UNINTERRUPTED (@uninterrupted) September 3, 2022

彼女は素晴らしい偉業を成し遂げた！
@KingJamesが@serenawilliamsの偉業を讃えた。

ミシェル・オバマ前米国大統領夫人も、「セリーナ・ウィリアムズ、素晴らしいキャリアをおめでとう！」とコメントしている。「（カリフォルニア州）コンプトン出身の少女が、史上最高のアスリートに成長するのを見ることができるなんて、私たちはなんて幸運なのでしょう。私はあなたを誇りに思います。そして、あなたがその才能で人生を変え続けていくことを楽しみにしています」。

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