チャールズ国王が書簡で突き放す。英国に戻ったハリー王子夫妻を待っていた冷遇の数々。

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6年間、カリフォルニアで模索したのちに再びイギリスへ。新たなスタートを切ろうと期待していたハリー王子夫妻にとっては予想外の連続のようだ。

明るい太陽のカリフォルニアを離れ、曇り空のイギリスへ戻るハリー王子とメーガン夫人の選択は、本当に賢明だったのだろうか。大きな賭けであることは間違いない。そもそも2020年、ふたりはバッキンガム宮殿の扉を叩きつけて去った。おまけにイギリス王室や同国のタブロイド紙が自分たちの不幸の根源であるとして、けんかを売った。オプラ・ウィンフリーのインタビューやNetflixのドキュメンタリーを通じてふたりは非難を繰り返し、関係修復が不可能なレベルに達していた。ハリー王子自身、2025年5月にBBCのインタビューに応じ、「今の状況で、どうすれば妻と子どもたちを連れて英国に戻れるというのか」と語っている。

身辺警護に関する進展はなにもない。ダイアナ妃の次男にとってそれは最大の懸念のひとつだったのに。それでも夫妻は冴えなかった6年間のアメリカ生活を経て英国に戻ってきた。過去をすべて水に流し、ウィンザー家との距離を縮められると踏んだのだろうか。しかしそれは少々高望みしすぎだったかもしれない。2026年8月末、子ども2人、アーチー王子(7歳)とリリベット王女(5歳)を連れて夫妻は帰国した。ハリー王子の家族もメディアもイギリス国民も、誰もふたりを歓迎しなかった。王室に刃向かった夫妻に対する反応は、よくて無関心、下手すると反感しかない。国王チャールズ3世自身も、夫妻がイギリスに戻るとすぐに公式に、ふたりに釘を刺した。

チャールズ3世が釘を刺す

「ふたりは王室の現役メンバーではもはやない」とイギリス国王は政府と軍の高官に宛てた書簡で述べた。つまり、ハリー王子とメーガン夫人は今後、「殿下」の称号を使用することができず、商業活動や慈善活動をする「私人」に過ぎない。国王の書簡はハリー王子にも送られた。父親との関係を修復したいと何カ月も前からアピールしてきた王子にとっては、まさに冷水を浴びせられたようなものだった。しかもハリー王子はほかの王室メンバーと同等の警護を国に費用負担させようと動いていた。ハリー王子夫妻は、この書簡を受け取って「驚いた」と表明した。つまり夫妻はこれを屈辱と受け止めたのだ。イギリスに戻ったばかりのタイミングで、ふたりは自分たちの立場を思い知らされた。

メーガン夫人の失態

ハリー王子夫妻の帰国後、いくつかの疑問が浮上した。本当に前々から引っ越しを準備していたのだろうか。それとも、米国で住んでいたモンテシトを急いで去ったのだろうか。 メーガン夫人が犯したあまりにも初歩的なミスによって、ほどなく後者に軍配が上がった。「SUITS/スーツ」の元女優はInstagramアカウントに動画を投稿し、英国での新生活についての手がかりを自ら明かしてしまった。

その動画には、英国の田園地帯で自転車に乗るアーチーとリリベットの姿などが映っていた。するとパパラッチはすぐさま夫妻の居住地を推測した。夫妻は英国の田園地帯にある高級エリア、セレブたちにも人気の高いコッツウォルズ地方に居を構えたのではないかとみられている。

アーチー王子とリリベット王女の新学期騒動

ハリー王子とメーガン夫人はどうやら学校に通う子どもの安全上の問題を予想していなかったようだ。安全にあれほどこだわっているというのに。夫妻は新しい学校に通い始めてわずか2日後、アーチー王子とリリベット王女を転校させた。理由としては自宅と学校との距離が遠過ぎたこと、学校周辺の交通量が多かったこと、こうした要因をボディーガードたちが懸念したこと。さらに、メーガン夫人の電話番号が保護者たちのWhatsAppグループに流出し、夫妻の不安をあおった。

パパラッチとの戦い

アーチー王子とリリベット王女の転校先となる2校目の学校所在地は報道されていない。だが9月末にはパパラッチがこの学校周辺をうろついている姿が目撃された。

「学校の周辺でこのような行動を取るカメラマンたちはとんでもなく無責任です」と、メーガン夫人とハリー王子はただちに怒りの声明を発表した。「どのような写真を撮ろうとしていたのであれ、子どもたちのプライバシーへの到底容認できない侵害であるだけでなく、学校周辺での無責任かつ軽率な行為です」。一般の人々は、アーチー王子とリリベット王女の顔を知らない。メーガン夫人がSNSで子どもの顔を一貫して隠しているからだ。

イギリスに戻って数々のトラブルに見舞われているなかで、少なくともひとつは喜ばしいことがある。ハリー王子によれば、アーチー王子とリリベット王女は新しい学校でとても「楽しく」過ごしていることだ。負傷退役軍人のための「インビクタス・ゲームにおかげでちゃんと集中できるようになりました」と、2027年7月にバーミンガムで開催される予定の大会について、チャールズ3世の息子はカナダのメディアCTV Newsのインタビューで語った。

しかしながら「デイリー・メール」紙の報道によれば、内務省に置かれている王室・要人警護委員会(RAVEC)が検討中の夫妻の安全について満足いく結論が得られなかった場合、米国に戻る可能性もあるそうだ。チャールズ3世とウィリアム皇太子の困惑はまだ続きそうだ。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)